麦カフェ　
シルクスイートと手作り味噌を合わせて

　トロリとした薄黄色のポタージュ。ひと口飲むと、柔らかな甘さと香ばしい味噌の風味を感じます。　

　冬にピッタリの「さつまいものみそポタージュ」。前橋市高井町の障がい福祉サービス事業所「麦わら屋」が運営する「麦カフェ」の一番人気メニューです。

　サツマイモは高井町にある自家農園で無農薬栽培されたシルクスイート、隠し味の味噌は麦わら屋手作りの上州米味噌が使われています。上州米味噌は甘みと深いコクがあり、赤城の恵にも認定されています。

　原料からすべて手作りしたこのドリンク、レギュラーサイズは200円、ラージサイズは300円とお手頃な値段もうれしい限り。

　「糀の甘酒」もいただきましょう。前橋産の米を使い48時間以上かけて、じっくり丁寧に作り上げた生糀を原料にした甘酒です。

　濃厚で、美味しい。体に良い酵素をたくさん含んでいるそうで、じわじわと体の芯から元気が湧いてくる感じです。

　こちらもレギュラーサイズ200円、ラージサイズ300円。

　「障がいのある人と地域を結ぶ拠点にしたい」。麦カフェは11月18日、前橋・銀座通りにオープンしました。

　メニューは当面のところ、コーヒー、さつまいものみそポタージュ、糀の甘酒の３種類のみ。障がいのある人たちが一から丁寧に作り上げたドリンクで、接客も彼ら、彼女たちが行います。

　店内には麦わら屋のアーティストたちが描いた絵が飾られ、ハンカチやTシャツ、バッグなど雑貨も多数販売されています。

　席は16席。ゆっくり静かな時間を過ごせるカフェです。