丸源ラーメン前橋天川原店
肉そば 新ジャンルで勝負

10年ほど前、高前バイパス（国道17号）沿いの元総社町にあった愛知県発祥のチェーン店が、年末に場所を変えて復活しました。

看板メニューの熟成醤油肉そばを肉ダブルにし、さらにお得なチャーハン餃子セットを付けます。

まずは肉そばの登場。肉がたっぷり丼を覆っています。ひと際目立つオレンジのボールは柚子胡椒。これが後々いい働きをしてくれますよ。

背脂の入ったスープは濃厚ながら、魚介系の香りが加わって見た目よりさっぱり。柚子胡椒を溶かすと、さわやかになります。

ストレートの細麺は博多より加水率高めで歯応えよく、モチモチ感もあります。スープとの絡みもいい。

肉は脂身と赤身のバランスがいいですね。注文を受けてから一杯ごとに小鍋で煮込むそうで、素晴らしく柔らか。タマネギのスライスも入っていて、シャキシャキ感を楽しめます。青ネギも欠かせない脇役。トッピングして増量すればよかったと後悔します。

後半は卓上の特製調味料の出番です。どろだれラー油に揚げにんにく。これでパンチのある一杯に激変。酢も投入すると、最後まですっきりいただけました。

セットのチャーハンは熱々の鉄板できます。「生卵を周りに掛けますので固まらないうちによく混ぜてください」と店員さん。鉄板に押し付けるようにして焼き上げます。ジュ―という音、香りも楽しめ、おもしろい演出。味も申し分ありません。

調理の関係で、最初にきた餃子も鉄板に載せて温め直します。ここでも、どろだれラー油は大活躍。お土産に販売しているのも納得です。