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現代アート×フランス料理
「まえばしガレリア」5月7日オープン
2023.04.18
前橋の新たなアートスポット「まえばしガレリア」が5月7日に開業する。1階に日本を代表する有名ギャラリー5社が拠点を構えるほか、フランス料理のレストラン(5月末開店予定)も入る。2階から4階は大きなテラス付きの分譲レジデンス26戸になっている。
現代アートに触れる場に
Qのひろば跡地に誕生するまえばしガレリア。設計は平田晃久氏、スペースコンポーザーは谷川じゅんじ氏、施工は宮下工業が行った。
「一本の樹の下に人々が集まるように、人々の自由な活動で満ちた場所をつくりたいと考えました」と平田氏。2階から4階は緑で覆われたテラスのあるレジデンス、1階のパブリックエリアには中庭を囲むように3区画のテナントが設けられる。
3区画のうち2区画は日本を代表する現代アートギャラリーが入居する。まちに開いたギャラリーとすることで、まちを行き交う人々に現代アートに触れる機会を創出する。
ギャラリー1は「タカ・イシイギャラリー」が運営。1994年、東京、大塚に開廊し、荒木経惟、森山大道ら著名な写真家や新進気鋭の日本人作家の作品を扱っている。
ギャラリー2は「小山登美夫ギャラリー」「MAKI Gallery」「rin art association」「Art Office Shiobara」の4ギャラリーによる運営となる。
「Art Office Shiobara」の代表、塩原将志さんは前橋市富士見町赤城山出身。スキー選手としてオリンピック強化指定になったが、縁あって美術業界に入ったという経歴の持ち主。
トップレベルのフランス料理店も
もう1区画は、フランス料理レストランとなる。渋谷の人気フレンチ「Saucer(ソーセ)」や西麻布のイタリアン「ISSEI YUASA」を手掛ける「GRAPES」が運営する。店名は未定で、5月末にオープン予定。前橋で世界的なクオリティーのフレンチを食べられそうだ。
オープニング記念合同展覧会は5月7日から7月8日の11時~19時まで開かれる。
ギャラリー1のタカ・イシイギャラリーはディノス・チャップマン「ƎVƎI⅃ƎB」展を開催するとともに、ケリス・ウィン・エヴァンス 「Mantra」をエントランスに展示。
ギャラリー2では4ギャラリー合同の「ceremony」展として、ミヤ・アンドウ(MAKI Gallery)、鬼頭健吾(rin art association)、工藤麻紀子(小山登美夫ギャラリー)、ヴィック・ムニーズ(Art Office Shiobara)を展示する。
月、火曜定休。
まえばしガレリア
前橋市千代田町5-9-1
敷地面積/1241.1平方㍍
延床面積/2018.69平方㍍
構造/鉄骨造、地上4階
事業主/まちの開発舎(橋本薫代表)問合せinfo@towndevelope.jp
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