【前橋元気プロジェクト▶︎】横山秀夫さんの小説を映画化

2022.06.16

あれっ、映画のこの場面、どこかで見たことある―。都内からほど近く、幸か不幸か、人通りの少ないレトロな商店街や豊かな自然に恵まれた前橋はロケ地として人気です。最近公開された映画のロケ地となった場所を前橋元気プロジェクトのメンバーが取材してきました。

主人公は凄腕の「ノビカベ」

「ノビカベ」の異名を持つ凄腕の窃盗犯を主人公にした横山秀夫さん原作の小説を映画化した。伊参スタジオを拠点に全編を群馬県内でロケした。

敷島公園の近くにあるフリッツ・アートセンターは尾野真千子さんが演じる本好きのノビカベの元恋人が別の男とデートをする場面に登場する。店内の入り口は印象的な別れのシーンでも使用された。

｢絵本みたいな場所｣を作りたかったという代表の小見純一さんの言葉の通り、店内にはたくさんの絵本が置かれている。開店した1985年から映画やミュージックビデオの撮影に協力。映画好きの人や制作関係者が集う場所になっている。

『影踏み』を見た人が多く訪れている。楽しい発見やときめきが待っている場所。敷島公園をゆっくり散歩してみてもいい。（棚橋花帆）

ロケ地：フリッツ・アートセンター、前橋刑務所

出演：山崎まさよし、尾野真千子、北村匠海

公開：2020年7月