大川屋上泉町支店
キノコたっぷり秋味つけめん

石臼製粉機で製粉し、打ちたて、茹でたての三たてを控えめなお値段で出します。丼物や定食は蕎麦かうどんが付きボリューム満点。お年寄りや少食の人向けにはミニサイズがあります。出前もする地域に愛される町の蕎麦屋さんです。

秋を感じたくて、きこりざるにしました。マイタケ、ヒラタケ、シメジ、ナメコなど数種類のキノコを油で炒めてから汁で煮た熱々に冷たい蕎麦をつけていただく、つけめんです。

蕎麦は中太でやや色黒。まずはそのまま。冷たい水で締められ、コシが強いですね。

汁からはキノコの香りが漂ってきます。蕎麦を数本手繰り、汁に付けます。蕎麦が汁を吸い、膨らむような感じ。一気に啜りましょう。

キノコと油は相性がいいですね。香りにコクが加わり、淡白さを補ってくれます。食感の違いも楽しめて、秋味を堪能しました。

みそ煮込みも名物とか。グツグツ音を立てながら土鍋で提供されます。特製味噌仕立てのスープからはほんのりニンニクの香り。やや甘口で薬味のショウガと七味を加えると締まります。

親子みそ煮込みは鶏肉と半熟に仕上げた卵入り。ハクサイ、ネギ、シイタケに油揚げと他にも具がたっぷり。体が温まりますね。

いまも現役で厨房に立つ初代が立川通りの大川屋本店で修業、独立して半世紀。2代目の井上知明さんと奥さんの家族３人で暖簾を守っています。