たぬき
おでんと焼き鳥ならここ

寒くなってきました。おでんの季節です。焼き鳥も食べたい。ならば、ここですね。

「おでんを盛り合わせでください。あと生ビール」。席に着くなり、速攻でお願いします。

お通しとお手拭きが来たら、焼き鳥を注文します。それと必ず頼む、アレも。

土鍋に盛りだくさんのおでんが登場。プーンといい匂いが漂ってきます。たっぷり入った汁は関東風の濃い色。京風の澄んだ出汁もいいけど、寒くなるとこっちの方に魅かれます。熱燗にしますかね。

どれもこれも見事に茶褐色に染まっています。まずはダイコンから。柔らかく、箸がすーと入ります。二番手は玉子。辛子をよく付けて。ハンペンも早めにいただきましょう。

定番のコンニャクやがんものほか、お品書きにはない珍しい具材もあります。串に刺さっていたのはツブ貝。ロールキャベツは鶏のミンチでした。太いフランクフルト、ウズラの卵やチーズが入ったさつま揚げも。何種類入っているのだろう。

炭火でじっくり焼き上げた焼き鳥も豪華です。脂の乗った手羽、五平餅のような大きさのツクネ。レバーやハツは新鮮そのもの、ササミはワサビ醤油でいただきました。

さあ、やってきましたよ、アレが。肉じゃがです。大きな豚バラはとろっとろ。大きなジャガイモは２つに切られています。脂が多く甘めの味付け。七味とサンショウを多めにかけると最高です。

中心街に店を開いて30年。いつまでも続いてほしい一軒です。