前橋元気プロジェクト▶︎
アパレル激戦地・マエバシ街中
前橋元気プロジェクトがご紹介④

前橋市中心街は個人経営のブティックやセレクトショップ、古着屋、呉服屋さんが多い。3世代、4世代にわたって愛される老舗もあれば、若い感性を生かした人気店もある。前橋国際大と慶応大の有志でつくる「前橋元気プロジェクト」のメンバーが突撃取材しました。

小川屋 職人の技、凝縮した着物

前橋中心商店街の中央通りにある「小川屋」は1875(明治)年創業、150年近い歴史を誇る老舗の呉服店。創業時から「良品廉価」の考えを大切に商いを続けている。
 3才の曾孫から曾祖母までの家族4世代で七五三の記念写真を撮影したお客さまがいた。「呉服はその場限りではなく、何代にもわたる関わりによって大事にされる物」と5代目社長の伊藤大介さんはお客さまとの縁を大事にしている。
 職人の手がかかった本物の着物をそろえている。人間国宝が作った名作もある。
 なぜ着物が高価で特別なのかをお客さまだけでなく、社員にも伝えることを大切にしている。「物作りの手間や丁寧さ、職人の凄さを伝え、ただ単に高価という訳ではない、物の価値を理解していただきたい」と伊藤社長。職人の存在を伝えることで、呉服業界の伝統を守ろうとしている。
 お薦めの一品は、深い青紫の中に映える赤や白、黄色で彩られた華が描かれた京友禅。京都の460年以上続く染め屋によって作られた。フルセットで約80万円。手間を考えれば決して高くはないだろう。
 伊藤社長は小川屋で初めて血縁者ではない社長。しかし、前橋市に移住してから10年以上。会社経営だけでなく、商店街や前橋を盛り上げるためにも尽力している。
(取材・Sayaka・Nagashima)

小川屋
☏027-231-6000
10時~18時30分
水曜定休

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