work

働きたい

社員にも福呼ぶ「まねきねこ」
コシダカHD2年で年収25%増

2023.06.16

社員にも福呼ぶ「まねきねこ」
コシダカHD2年で年収25%増

カラオケチェーン「まねきねこ」を展開するコシダカホールディングス(腰高博社長)は正社員の平均年収を2023年9月から2年間で段階的に25%引き上げる。併せて、子育て支援として、子供が18歳になるまで5回にわたり各10万円、合計50万円を支給する「子育てお祝い金制度」も新設する。

子供が18歳になるまで50万円支給

基本給はすでに2022年9月、一律7500円(全社平均3・1%)引き上げている。今回の報酬制度はけた違いの大幅昇給につながり、物価高が深刻な中で給与の引き上げが課題となっている産業界に大きな影響を及ぼしそうだ。

給与引き上げは人事制度改革の柱として位置付けている。役職ごとに等級を整備するとともに、昇給・昇格につながる人事評価の基準を明確にすることで、社員のモチベーションを高め、仕事をすればするだけ給与面で報われるようにするのが目的。

2年間で25%の基本給引き上げは全社員に適用、高く人事評価されれば、さらに昇給される。

子育て支援については、お祝い金に加え、継続勤務が可能となるよう、一定期間、勤務時間を限定した勤務制度を導入する。

このほか、異動一時金の新設、社宅制度の見直し、アルバイトスタッフの研修制度の充実を図る。

▲「社員の頑張りに報いたい」と話す腰高社長

大幅な給与引き上げを柱とした人事制度改革について、腰高社長は「コロナ禍で厳しい3年間、歯を食いしばって頑張ってくれた社員の恩に報いるとともに、『やればやるだけ給与が上がる』と希望を持てる職場にしたい」と強調している。