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デロイトトーマツが拠点開設
前橋で「イノベーションの甲子園」
2022.07.08
![デロイトトーマツが拠点開設
前橋で「イノベーションの甲子園」](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/07/アイキャッチIMG_3713-1235x695.jpg)
デジタル田園都市構想を実現へ
デロイトトーマツグループ(東京都千代田区、木村研一CEO)は7月8日、JR前橋駅前のアクエル前橋に「MAEBASHI Social Innovation Hub」を開設した。国のデジタル田園都市構想を実現する、グループ初の地域イノベーション拠点。7社が進出、当面は100人規模で事業にあたり、1、2年の間に300人以上の体制とする。早ければ来年冬にも全国規模のイノベーションコンテストを市内で開く計画もあり、「前橋をイノベーションの甲子園にしたい」と構想している。
開設にあたり記者会見した木村CEOは「社会に革命を起こす基地としたい。技術だけでなく、情熱とアイデアを提供し、地域の人を巻き込んで一緒にイノベーションを起こしていく」と強調した。
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▲グループの概要を解説する香野剛リーダー
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▲前橋での事業を説明する前田氏
民間と行政の連携を高く評価
デロイトトーマツグループは全国約30都市に拠点を持つが、100人超は東京、大阪など6都市だけ。前橋進出の理由について、街づくりで民間と行政が連携していることに加え、「まえばしID」が存在しイノベーションの基盤がしっかりしていることを挙げた。
会見に同席した前橋市の山本龍市長は「前橋はデジタルによる再生を目指してきた。日本の都市再生のモデルとなるようなりたい。デロイトトーマツのハブで加速すると期待している」と進出を歓迎した。
拠点で展開する事業は①デジタル田園都市構想の実現②ソーシャルイノベーションの創出③デジタル人材の育成と雇用創出―の3点。
準備段階から指揮してきた前田善宏CSOは「前橋工科大など大学と雇用も含めて連携したい。近い将来、前橋モデルが日本の見本となり、海外からも見習いにくる。そのお手伝いをする」と説明。具体的な事例として、イノベーションやプログラミンに関するコンテストの全国大会を前橋で企画する考えを示した。
拠点はアクエル前橋6階の全フロア、約2800平方㍍。オフィスエリアは429席。ショールームやインキュベーションエリアもある。
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▲ゆったりしたオフィス空間
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▲ホーンブースで会議も可能
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▲緑が目に優しいオフィス