work
働きたい
障がい者の「えがお」広げます
就労支援の作業所、中心街に2日誕生
2022.08.01
![障がい者の「えがお」広げます
就労支援の作業所、中心街に2日誕生](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/08/シャトアアイキャッチ-1235x695.jpeg)
障がいのある人に仕事の機会を提供する就労継続支援B型作業所「えがお」が8月2日、前橋市中心街のパン工房SYATOA(シャトア)内に誕生する。運営する合同会社シェトアの代表、五十嵐明子さんに開設に込めた思いを聞いた。(取材/柁原妙子リポーター)
働きやすい環境を調整
「障がいがあって公的な支援を受けて生活している人は、社会と孤立している場合がほとんど。社会で働きたいという強い思いを抱いて、そこから一歩出た人たちに、『えがお』が安心できる居場所となるようにしたい」。今回の事業に秘めている、熱い思いだ。
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/08/シャトア1-912x684.jpeg)
▲夢を叶えた五十嵐さん
就労継続支援B型とは障害福祉サービスの一環で、就労の最初のステップ。社会に出ることが目的なので、決められた時間に職場へ行けなかったり、決められた時間内に職場にいられない人も受け入れる。
対象の障がい者は身体、知的、精神(発達障がい含む)のほか、難病の人も含む。
利用時間は火曜から土曜までの9時30分〜15時30分で実働5時間。週1日2時間から利用が可能。定員は20人。工賃は月20日勤務の場合で1カ月1万5000円から。
作業はパン店の仕事すべて。まず一通り体験してもらい、希望する作業を選んでもらう。仕事量も本人と話し合ってできるだけ希望に沿うようにする。
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/08/シャトア5-912x684.jpeg)
▲障がいのある人が働く作業場
あきらめかけた夢を叶える
五十嵐さんには、福祉の仕事を志したものの生活のために断念した経験がある。20年以上前、ある有名な実業家が障がい者の雇用と自立を支援するベーカリーを運営する会社を立ち上げた。その人が語った「パン作りは職人だけのものではない。技術の進歩によって障がいがあってもできる仕事になった」という言葉に感銘を受け、いつか自分もと夢に描いていた。「今回いろいろなことが重なって夢が叶うことになったが、人生にはそういうタイミングがあるのだなと不思議な気持ちでいる」と話していた。
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/08/シャトア2-912x684.jpeg)
▲真剣な表情で計量する
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/08/シャトア3-750x562.jpeg)
▲人気のメロンパン
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/08/シャトア4-750x563.jpeg)
▲くるみ食パンもお薦め
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/08/シャトア6-750x563.jpeg)
▲シャトアの外観。自販機もある
店舗情報
シャトア
- お問合せはこちら
- 027-257-0014(ファクスも同じ)
住所 | 前橋市千代田町2-7-14 |
---|---|
営業時間 | 10時〜19時 |
定休日 | 日曜、月曜 |
メールアドレス | syatoa@nifty.com |