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真夏の夜に光と火のアート 
広瀬川河畔に多彩なイベント

2022.07.09

真夏の夜に光と火のアート 
広瀬川河畔に多彩なイベント

前橋市中心街を流れる広瀬川河畔で7月9日夜、「太陽の前橋」と題したアートイベントが開かれ、岡本太郎の「太陽の鐘」にプロジェクションマッピングが施された。花火の競演もあり、家族連れや若者のグループが光と火のアートを楽しんだ。

太陽の鐘にプロジェクションマッピング

七夕にちなみ「鐘への祈りと7への願い」がテーマ。来場者はそれぞれの「祈り」を短冊代わりの付箋に書いてからパチンコを楽しむと、その画面がアレンジされて太陽の鐘に映し出された。刻々と画面が変わり、普段は緑に隠れひっそりとしていた鐘に躍動感が生まれ、記念撮影のフラッシュが続いた。

▲どんな絵が出るかな

▲「すごいね」「きれいだね」と女の子たち

来場者には花火がプレゼントされ、近くの橋の上で思い思いに花火を楽しんだ。コロナ禍で花火をする機会が少なく、浴衣姿の子供たちは大喜び。

▲広瀬川にかかる人道橋は花火を楽しむ人でいっぱい

サプライズが起きたのは午後7時45分。広瀬川から大きな花火が打ち上げられ、久しぶりの光景に歓声が沸き上がった。

企画、運営にあたったソーワディライトの渡辺辰吾社長は「公共の場で火を使うイベントができたことに意義がある。広瀬川を地域の財産として活性化させたい」と十分な手ごたえを感じていた。

▲「久しぶりに花火ができて子どもたちが嬉しそうです」と渡辺社長

▲川の真ん中から突然、噴き上げ花火が

世界に届け太陽の鐘の音

イベントに先立って、「太陽の鐘衝き」が行われた。特別な時だけに許される鐘衝きとあって、行列ができる人気ぶり。家族や親戚8人で参加した高田李太君は力いっぱい綱を引っ張り、転倒してしまった。それでも、「重かったけど、音が鳴ってうれしかった」と笑顔で話した。

▲おばあちゃんと一緒にがんばるぞ

▲いい音で鳴らすぞ

▲「太陽の鐘ってつけるんだね」と驚く市民たち

一連のイベントは10日まで展開する文化交流七夕「祈りの10日間。」の一環。10日は太陽の鐘衝き(13時~14時)やライブステージが開かれる。