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田中敦子さんを偲ぶ夏
ヒストリア前橋で8月31日まで
2026.07.29
人気アニメ「攻殻機動隊」のヒロイン、草薙素子役を約30年務めた前橋市出身の声優、田中敦子さんを偲ぶ追悼展が7月29日、JR前橋駅北口の歴史エンターテインメント施設「ヒストリア前橋」で始まった。声優としての活躍や故郷・前橋とのつながりを、写真や映像、出演作の資料などで紹介している。8月31日まで。
仲間が語る田中さん
田中さんは2024年8月、61歳で亡くなった。ヒストリア前橋では、62歳の誕生日となるはずだった同年11月14日から翌年3月まで初の追悼展を開催。2025年夏にも開き、期間中に約1000人が訪れた。
今年は昨年の展示内容を基に、新たにポスター4点を追加。田中さんが掲載された雑誌や写真も数点加え、声優としての歩みをより詳しく伝えている。
会場では「攻殻機動隊」をはじめとする出演作品や、前橋女子高校時代に所属していたダンス部での思い出を紹介。前橋BOOK FESや前橋花火大会への参加など、故郷との関わりも写真や新聞記事でたどることができる。
▲秘蔵の写真も加わった
映像コーナーでは、アニメ映画「攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間」の初日舞台あいさつの映像を上映。声優の山寺宏一さんや大塚明夫さんらが田中さんを偲ぶ映像も公開されている。共演者の言葉を通して、現場で愛された人柄に触れられる。
▲映像コーナー
前橋を語り続ける声
▲テーマシアターでは猫を演じた田中さん
ヒストリア前橋内のテーマシアターでも、田中さんの声を聞くことができる。同シアターは、江戸時代以降の約400年間に前橋が直面した4つの危機と、それを民の力で乗り越えてきた歴史をアニメーション映像で紹介するメーンコーナー。
田中さんは「前橋に400年棲んでいる千秋の猫」として出演している。歴史の語り部となり、前橋空襲などで壊滅的な危機を迎えながら、市民の力でたくましく復活してきたまちの歩みを紹介する。
結びには「余は前橋が、前橋の民が好きじゃ。100年後はどんな前橋になっているか楽しみだ」と語る。亡くなった後も、その声が前橋の過去と未来をつないでいる。
▲前橋の未来に思いを託したナレーションは感動的だ
ヒストリア前橋副館長の椿聡士さんは「8月は毎年、前橋で生まれ育った田中さんを偲ぶ月にしたい。多くの人の来場をお待ちしています」と呼び掛けている。
店舗情報
ヒストリア前橋
- お問合せはこちら
- 027-226-6013
| 住所 | 前橋市表町2丁目30−8「AQERU(アクエル)前橋」2階 |
|---|---|
| 営業時間 | 10時~17時(最終入場16時30分) |
| 定休日 | 火曜 |
| 入館料 | 無料 |


