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学びたい
前橋市立図書館が満50歳
11月9日まで記念事業
2024.10.27
「まえばし図書館まつり」が10月27日、前橋市立図書館で始まり、オープニングイベントの「図書館ビブリオバトル」が開かれた。開館50周年を迎えた前橋市立図書館の記念事業。読書週間に合わせて、11月9日まで市立図書館と前橋こども図書館で読書に関する多彩なイベントを展開する。
白熱のビブリオバトル
「推し」の本を紹介し合い、観戦者が一番読みたくなる本を決めるビブリオバトルには5人が出場、本の魅力、読みどころをプレゼンテーションした。ミステリー、科学、平和を考える本が取り上げられ、会場からは熱心な質問が寄せられた。
最も得票が高かったチャンプ本は唯一の男性、船戸拓実さん(伊勢崎工業高1年)が推薦した『きこえる』(道尾秀介著)に決まった。作中に出てくる二次元コードを読み取ると音声が再生され、読者が謎解きをする新感覚のホラーミステリーで、「最後の章を読むと、それまでのトリックをすべてひっくり返してしまう。『作者、やってくれたな』という感じです」と身振りを交えて迫力満点に語り、会場の支持を集めた。
『昭和高校球児物語』の講演会
図書館まつりは毎年恒例の行事だが、今年は市立図書館50周年を記念して、盛りだくさんのイベントを企画している。
11月9日には甲子園史上初の完全試合を達成した群馬県立前橋高校ナインの青春群像を描いた『昭和高校球児物語-完全試合のキセキ-』の著者、川北茂樹さんを招いた講演会が開かれる。
レンガタイルの名建築
前橋市立図書館は1974年に完成した。外観にレンガタイルを採用、建築学的にも高く評価されている。
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