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学びたい
50歳以上の団員大募集
シニア演劇ユニット「百花繚乱」旗揚げ
2023.11.07
50歳から演劇やりませんか? 高校演劇が盛んな前橋に、それとは対極をなす「50歳以上限定」というユニークかつ貴重な演劇集団が誕生する。来年秋に行う旗揚げ公演に向けて現在、団員を募集中。来年1月に結成式を行い、前橋市内を拠点に基礎練習を開始する。どんな劇団になるのか、代表の生方保光さんに話を聞いた。(取材/柁原妙子リポーター)
演劇の夢をもう一度
「本当は演劇をやってみたかった、あるいはやり残した気持ちを抱えて辞めてしまった、という人は必ずいる」と生方さん。
50代になると、仕事や子育てなど生活のために諦めてきた自分の時間が作れるようになる。しかし、演劇の場合、その年代を受け入れられる既存の劇団は無いのが実情だ。シニアに差し掛かると、実力ある劇団員ですら配役の機会が激減し、退団してしまう人もいるという。
「そういった人たちのための場所を提供したい」との思いから、シニア演劇ユニット「百花繚乱」は生まれた。
団の運営は、当面は前橋の劇団ザ・マルク・シアターが請け負い、団員は演技などに専念できる環境が整えられている。
12月2日にオーディション開催
劇団員のオーディションは、昌賢学園まえばしホール小ホールで、12月2日(土)10時から行われる。費用は無料。
応募の絶対条件は「50歳以上で、群馬在住あるいは在勤である」こと。他に「みんなと一緒に芝居を創りたいと思っていること」と、「基礎練習を含め週に最低1回は練習に参加できること」。経験は不問、また他団体との掛け持ちも問わない。
スタッフの募集もしており、その場合もオーディションは受けてもらう。
審査員は、劇団のエグゼクティブ・アドバイザーで前橋文学館館長の萩原朔美さん、アニメ「それいけ!アンパンマン」のカレーパンマン役の声優、柳沢三千代さん、劇団ザ・マルク・シアター代表、大月伸昭さんと生方さんの4人で行う。
審査内容は明かせないが、初心者でもその人の内包するポテンシャルが見えるようなものになるという。
団名には「一人ひとり誰にでもある驚くほどの才能。その花を咲かせてもらいたい」という思いを込めた。「自分なんて無理などと尻込みせず、是非前向きに踏み出して欲しい」と生方さんは呼びかける。
入団費3000円、月会費1500円の費用がかかる。
演劇創作ユニット『百花繚乱』劇団員オーディション
日時 12月2日(土)10時開始
場所 昌賢学園まえばしホール小ホール
申し込み締め切り 11月26日(日)
申し込み方法 下記フォームへ必要事項を記入の上送信
問合せ 劇団ザ・マルク・シアターのHPの問い合わせフォームより