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【敷島エリア 50年先の理想の姿▶1】
グランドデザインの策定進める

2023.10.30

【敷島エリア 50年先の理想の姿▶1】
グランドデザインの策定進める

敷島公園を中心とした敷島エリアをより魅力的な場所にするため、50年先までを想定したグランドデザインの策定を群馬県と前橋市が進めている。松林やボート池、ばら園と各種スポーツ施設からなる敷島公園をはじめ、浄水場、水産試験場と利根川左岸の緑地帯を含む一帯が対象。公園内の水泳場の全面改修を見据え、エリア全体の将来像を探るとともに整備・保存の指針とする。

若者ワークショップやアンケート

敷島エリアは県と市の施設が混在しながら集積、前橋市民だけでなく多くの県民に親しまれている。正田醬油スタジアム群馬はサッカーJ2、ザスパクサツ群馬の本拠地で、上毛新聞敷島球場は高校野球の聖地。600種類7000株のバラが咲く門倉テクノばら園は観光名所になっている。

▲観光名所となっている「ばら園」

県と市は将来にわたる公園のあり方をみんなで考え、公園づくりと運営に関わる人材を育もうと、若者ワークショップや地域ニーズ調査アンケートを実施、敷島エリアの魅力と課題を探り出しアイデアを募ってきた。

ワークショップには学生、社会人30人が参加、「魅力と改善点の共有」「未来の暮らしや敷島エリアの使い方」「市民中心の敷島エリアづくり」をテーマに話し合い、活発にアイデアが提案された。

▲グランドデザインの策定を進めている敷島エリア

テントサウナ、キッチンカー、モビリティ

主な提案は次の通り。

【松林や池を活かした体験】

  • テントサウナをやる
  • 鬼ごっこ、クラフト体験会、虫取り
  • ハンモック、チェアリングをする

【芸術、アート、音楽の場】

  • ストリートピアノの設置
  • アート作品を展示、公園を一つの美術館にする
  • 音楽の練習ができる仮設ステージを作る

【キッチンカーやテントで飲食】

  • キッチンカーを集めたイベント
  • 店をやりたい人が日替わりでカフェ
  • 川が見える場所や松林でテント飲食店

【モビリティの試乗会、社会実験】

  • 電動キックボードで走ってみる
  • セグウェイや自転車のレンタル
  • 大学、企業を巻き込んだ試乗会

【競技場の開放】

  • 映画鑑賞、パブリックビューイング
  • 小学生が自由に遊べる
  • 大きな音を出せるオープンなクラブ

【河川敷の使用】

  • 川が見えるようにライトアップ
  • 水鉄砲、サバゲーなど水にふれるイベント
  • キャンプや食のイベント

▲春はサクラを楽しめる松林

▲釣り場もファンに親しまれている

ワークショップは6月に開かれ、4人の講師が講演しました。講演の模様を動画で4回にわたって紹介します。第1回は10月31日に配信。講師はスペースコンポ-サ-の谷川じゅんじさんです。