「前橋めぶく。ビール」で乾杯
2月24日から180㍑限定販売

「前橋めぶく。ビール」はホップを大量に使用するIPA（インディア・ペールエール）。アロマホップの一種、カスケードホップを原料としており、柑橘系とシトラスがミックスされたさわやかな香りが楽しめる。

ホップは2022年４月に結成した「前橋まちなか・ホップ・コミュニティ・プロジェクト」のメンバーが中央イベント広場やグリーンウォークで昨年４月に苗を植え、９月までに400㌘を収穫した。風味を逃さないよう瞬間冷凍して保存してきた。

ホップ栽培を試験的に取り組んだ2022年度は埼玉県の加須市の醸造所に醸造を委託したが、今回は「ルルルなビール」の代表、竹内躍人さんが醸造した。

プロジェクトのメンバーで試飲した結果、香り、色とも合格点に達したことから一般販売することになった。

ルルルなビールは１階が醸造所、２階がビアホールとなっており、出来立てを味わえる。「前橋めぶく。ビール」は１杯（300㍉㍑）800円。

プロジェクトのリーダー、大橋慶人さんは「まちなかを盛り上げる新名物として、親しみやすいビールに着目した。前橋生まれのホップと前橋の水を使い、前橋の醸造所で作られるストーリーができた。ホップを株分けして市民に育ててもらい、息の長いプロジェクトにしたい」と期待している。