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「終止符のない人生」発売前に増刷決定 
前橋新聞me bu kuアートディレクターが装丁手がける 

2022.07.14

「終止符のない人生」発売前に増刷決定 
前橋新聞me bu kuアートディレクターが装丁手がける 

日本人として51年ぶり、ショパン国際ピアノコンクール2位の快挙を成し遂げた音楽家、反田恭平氏の新刊「終止符のない人生」(幻冬舎)が話題を呼んでいる。7月21日の発売前に増刷が決定するという異例の売れ行き。ピアノの椅子にあぐらを組んで座る表紙も注目を集めている。装丁のデザインは戸倉巌さん(トサカデザイン)、撮影は上野裕二さんが担当。前橋新聞me bu kuのアートディレクターとカメラマンだ。

反田恭平の人生が色濃く伝わるデザイン

「終止符のない人生」はショパン国際ピアノコンクール2位獲得、自身のレーベル設立、日本初“株式会社”オーケストラの結成、クラシック界のDX化など、次々と新たな試みに挑む27歳の反田氏の半生を綴った自叙伝風エッセー。発刊は7月21日だが、現時点で3万部の増刷が決定し、累計5万部のスタートとなった。

装丁のデザインは、前橋新聞me bu ku 創刊時からアートディレクターを務めている戸倉さんが担当した。

「戸倉さんは装丁という枠を超え、企画の成り立ちからどのようして世に刺すかまでを編集者と同じ目線でデザインします。今回も反田恭平という男の人生をどうしたら色濃く伝わるかを、我々以上に考えてくれているのではないかと感じるほどのデザインに仕上がりました」と幻冬舎の編集担当、木内 旭洋さんは言う。

▲通常版カバー(写真左)と、反田氏が出演するコンサート会場限定カバー

革命の裏側にある地道な努力

表紙の写真は5月上旬、サントリーホールでのコンサート開演前に撮影。「ピアノの椅子にあぐらをかいて撮ってみたかったんですよね」。反田氏のひと言を、カメラマンの上野さんがキャッチし、常識にとらわれない若き音楽家の姿を写し出した。

「表紙では、堂々としながらもクラシック業界に革命を起こす反田恭平を鮮明に表現し、裏表紙では、反田恭平の真骨頂であるピアノと指にフォーカスを当てている。突飛なことをする革命児の裏側には、圧倒的に結果を出し大衆を魅了する努力がある。装丁からそんなストーリーを感じられるのも素晴らしい」と木内さん。

 

反田氏は1994年、北海道札幌市生まれ。2012年、高校在学中に日本音楽コンクール第1位入賞。2014年、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に主席で入学。2016年にデビューし、2017年からポーランドのフレデリック・ショパン国立音楽大学に在籍。2023年以降はドイツ、カナダほか新たな地域でのデビューを控える。オンラインサロン「Solistiade」主宰、ジャパン・ナショナル・オーケストラ株式会社運営など、多彩な活動を展開している。

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