豊富な薬味　そば七変化
忍者そば　五ヱ門

蕎麦を会席風に楽しめるお座敷もありますが、「薬味バイキング」のあるカウンターがお薦め。石川五ヱ門を釜茹でに処したような大釜で茹で上げたそば、うどんを自分好みにできます。

薬味はネギ、ワカメ、大根おろし、揚げ玉の定番に日替わりでもう１つ加わります。ナメコやキンピラ、モヤシのナムル、ひき割り納豆があります。夏場はキュウリが多く、本日はオクラでした。

そばは5種類、うどんは3種類。普通のそばからいきましょう。茹でて水で締めたらせいろに盛り、カウンター越しに手渡しされます。瑞々しさが命。

やや平打ち、中細のそばは5種類の中で喉越しが最高だと評価しています。おろしとワカメ、オクラを乗せて、さっぱり仕上げました。初夏にふさわしい、ぶっかけになりましたね。

お腹に余裕があり、当然お替り。半人前から頼めますので更科と地そばをお願いします。

ソバの実の中心部だけを使った更科は極細で色白。繊細さを味わうため、薬味は控え、すりゴマを汁にたっぷりかけます。ゴマの香りが心地よいですね。

地そばは太く、黒く、平打ち。力強いそばに負けないよう、汁に揚げ玉とネギを乗せ、それに七味を「嘘っ」というくらいかけます。コクがあり、刺激あり。夏バテ対策にいかがでしょうか。

そば三昧を楽しみましたが、うどんもなかなか。特に、春から夏にかけて登場する乱切りは野趣あふれ、食べ応えあります。ぜひ、お試しあれ。