gourmet
食べたい
職人の手による鰻と蕎麦
ほし野
2022.05.21
すっきりした蕎麦で食欲を刺激
この道半世紀の鰻職人と気鋭の蕎麦職人がいます。ですので、鰻と蕎麦、両方いただけます。
うな重(半身)ともりのAセットをお願いします。鰻は待つのが当たり前。大根の梅酢漬けをつまみにノンアルコールビールで喉を潤します。
セットというと、すべて一緒に来るイメージがありますが、こちらは違います。まず、蕎麦が出て、食べ終わるころにうな重が登場します。
「どっちも美味しく食べていただきたいので」と女将さんの星野法子さん。ちなみに、鰻は星野さんのお兄さん、蕎麦は息子さんが担当します。分かりやすく言うと、叔父と甥。息もぴったりですね。
蕎麦は季節により、国内産の蕎麦粉を九一(蕎麦粉九対つなぎ一)や二八で打つそうです。色から判断すると、二番粉や三番粉が主体。切り方がやや不揃いなのが手打ちらしい。すっきりした汁は、この後に出るうな重を計算してのことでしょうか。
備長炭で焼き上げる極上の鰻
さあ、いよいよ真打ちの登場。お重の蓋を外す瞬間、たまらないですね。プーンといい香り。半身ですが、結構大きい。鰻は信頼のおける板倉町の卸業者から、中骨が気にならず一番美味しい中太程度のを仕入れるそうです。
備長炭で丁寧に焼き上げた鰻は外がサクッとして中はふっくら柔らか。甘さ控えめなタレはご飯にもたっぷりかかっていて最後まで美味しくいただけました。肝吸いも上品な味。最後は蕎麦湯で締めくくる。和食の粋を堪能しました。
店舗情報
ほし野
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住所 | 前橋市上大島町48-17 |
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営業時間 | 11時30分~14時、17時30分~21時 |
定休日 | 水曜 |