gourmet
食べたい
華やかな盛り付け
「夏こそさっぱり冷し中華そば」。竹製のお品書きの下にひっそりと貼り紙がありました。そういえば、長年通いながら一度も頼んでいませんでした。
ご主人が茹でて冷水で締めた麺の上に、奥さまがさまざまな具材を素早く、きれいに飾っていきます。息の合った共同作業です。
チャーシュー、キュウリ、錦糸卵、インゲン、カニカマ、ワカメが放射線状に並べられ、頂上に紅ショウガ。茶色の世界のラーメンとは対照的に華やかです。
▲色彩を考えた具材の配置もお見事
まずは野菜から少し味わい、お楽しみの麺を引っ張り出します。青竹を使った手打ち麺。冷たく締められ、どのようになっているか…。
予想通り。コシが強くなりました。蕎麦もそうですが、麺は冷たくした方が断然よくなりますね。
汁に麺と具をよく浸して一緒に啜る。いろいろな味、食感が楽しめます。ことに縁が紅色の昔懐かしいチャーシューは千切りにされ、麺とよく絡みます。
▲確かに細切りされた麺
冷し中華というと、やたら甘く、酢の効いた店が多いですが、こちらはともに控えめ。さっぱりと、むせることなく美味しくいただけます。酸味がほしい人は酢を掛けるそうですが、まったく不要でした。
▲追加した「幻のシュウマイ」。早い者勝ちです
喉越しよい「夏そば」使用
夏場は冷し用に「夏そば」にするそうです。「粉の配合、水分量、カンスイの割合を変え、喉越しがよくなるよう細く打つ」と3代目店主、小川髙志さん。
美味しい状態で提供するには麺が出来上がったらすぐに盛り付けしなければならず、非常に手間がかかる一品です。「できるだけ遅く始めて、早くやめたいのが本音です」と思わず苦笑い。
それでも、冷しだけ毎年食べに来る熱烈なファンもいて、やめるわけにはいかないようです。
▲1番好きなチャーシューワンタンメン
▲丼で出てくる半炒飯
創業は1931(昭和6)年。今年95年となりました。前橋市内に現存する最古のラーメン店。青竹手打ち麺を市文化財にしてほしいと真剣に願っています。
▲先代に習い青竹で手打ちする小川さん
店舗情報
来々軒支店
- お問合せはこちら
- 027-231-3828
| 住所 | 前橋市住吉町2-12-7 |
|---|---|
| 営業時間 | 11時30分~13時 |
| 定休日 | 月曜、火曜(臨時休あり) |




