gourmet

食べたい

【ラーメン大好き2025ランキング】
日本一懐かしい味があった

2025.12.29

 ラーメンの進化は止まるころがありません。新規出店が相次ぎ、既存店も新メニューの改良に努めています。数えてみたら、50店でラーメンを食べていました。淡麗系が好きですが、意外とこってり、がっちり系も食べていました。

師弟対決の結果はいかに

 読者の熱い支持と編集部の強い意見が一致し1位に輝いたのは「風来軒」。「日本一懐かしいラーメン」と勝手に認定した醤油味のほっとする一杯をいただけます。店を1人で切り盛りするのは米寿のお母さん、池田弓子さん。亡きご主人と開いた店は来年55年になります。いつまでもあってほしい店です。

▲腰を痛めながら厨房に立つ池田さん=風来軒

 2位は「麺屋しのはら 三日月食堂」。限定メニューからレギュラーに昇格した背脂醤油ラーメンは生醤油を使った強めのカエシを地鶏のスープと背脂がまろやかにしてくれます。職人肌の店主は3位に入った「麺屋 双喜」で修業したそうです。見事に師匠への「恩返し」を果たしました。

▲期間限定の新メニューも出てきます。ノドグロラーメンは絶品でした=しのはら

 「双喜」はチーズも入るこってりした熊本ラーメンが看板ですが、対極にある塩ラーメンも定評があります。利尻昆布、干しエビや干し貝柱の和風出汁を加えた澄み切ったスープ、茹でる前に揉み込むことで縮れを作る平打ちの自家製麺。完成度の高さを感じます。

▲群馬県内では珍しい熊本ラーメン=双喜

 4位の「麺屋 燦鶴(さんかく)」と5位の「翔鶴」も師弟関係にあります。「元祖 前橋タンメンの店」を掲げる燦鶴のご主人は翔鶴で店長をしていました。ガッチリ系の濃厚タンメンは修業先の淡麗系とはまったく別物。独自路線で勝負しています。

▲これぞ前橋タンメン=燦鶴

▲翔鶴のラーメンは麺線が美しい

ラーメン戦争の勝者は

 前橋市北部の国道17号沿いに大手チェ―ン店が相次いで進出したのを受け、「R17ラーメン戦争」を特集、各店を紹介しました。この中で最も人気が高かったのが濃厚タンメンの「フタツメ」。高崎市発祥の店は創業10年。すごい勢いで県外にも進出しており、全国展開も夢ではないでしょう。

▲野菜増しにしたフタツメの濃厚タンメン

 諸物価高騰の波に襲われ、「ラーメン1000円の壁」が壊されていく中、「陳さん館」は「500円の壁」を守っています。ラーメンと特製肉そばはワンコイン。中国出身のご主人はあの上州ラーメンで修業、上州名物雷ラーメンもいただけます。

▲陳さん特製の肉そばもワンコインでいただけます

▲もちろん上州雷ラーメンも

 夏場に「冷やしラーメン食べたい」を企画、こちらで紹介した店も上位に入りました。「支那そば メンフジミ」は店長の出身地である山形県の名物「冷たい鶏中華」を夏季限定で提供しました。「らーめん高橋」の「冷やし塩梅ラーメン」、「わがきんラーメン部」の「冷やしラーメン」も人気を集めました。

▲鶏肉は硬い親鶏を使う。メンフジミの鶏中華

▲大きな梅干しと梅ペーストも入る高橋の塩梅ラーメン

▲澄み切ったスープが絶品です=わがきん

 最後におもしろい店を。中心街にある「炭火やきとり山水」は午後10時からラーメン店「三俣商店」に変身します。ラーメンは醤油、塩と塩Lemonの3種類。いずれも縮れ中太麺かストレート細麺を選べます。醤油は昭和の屋台の味、レモンは初恋の味?

▲右手前が塩レモン、左奥が醤油=三俣商店