gourmet
食べたい
北海道産のソバ粉を石臼で手挽き
ジャズが静かに流れる和モダンの空間で、洗練された蕎麦をいただけます。
せいろと季節の変わり蕎麦の二色せいろが一押し。サクラ切りかなと想像していましたが、この日は変わりはなし。残念。ご主人の渡辺渡さんが石臼で手挽きした粗挽きと合わせて二色にしてもらいました。
北海道のソバ粉を中心に秋田産や福島産も使うそうです。せいろはソバ粉九、つなぎ一の九一、粗挽きや変わりそばは二八で打ちます。
細切りのせいろから。香りがいいですね。喉越しもいい。続いて粗挽きを。わずかに太め、色もやや褐色がかっていますが、上品さは失われていません。甘味が強く、舌触りも感じられます。
「汁は厚削りの鰹節をじっくり煮出し、日高昆布を加える。出汁の利いたしっかりした味」とご主人。蕎麦を半分近く付けて手繰るのがいいようです。
卸したての本ワサビ、サクサク天ぷら
あまりワサビは使いませんが、ここは別。本ワサビを直前に卸してくれますので。いい香りです。
天ぷらはハーフがあり、お一人様にはうれしい。衣が少なめで、サクサク揚がっています。
開店直後の入店でしたが、蕎麦湯は白濁しています。ソバ粉を溶かすのでしょう。こういう細やかな心配りもうれしいものです。
デザートに季節ごとに変わる蕎麦ようかんを出してくれました。何とサクラ。春を満喫しました。
ご主人は脱サラして2003年に念願の店を出しました。来年5月で20周年。成人式ですね。
店舗情報
蕎麦 わたなべ
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- 027-253-6492
住所 | 前橋市箱田町414-2 |
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営業時間 | 11時30分~14時30分 |
定休日 | 金曜、土曜、日曜 |