gourmet

食べたい

黒田屋
サクジュワ群馬豚に感動

2025.07.02

胃にもたれない綿実油

 「モツ煮案内所」の跡地に2023年に誕生したトンカツと唐揚げの持ち帰り専門店。同じビル内には讃岐うどんの「萩屋」や、豚骨ラーメンの「博多一路」といった名店がひしめく味の激戦区。これは期待が募ります。

 お店はお持ち帰りがメインだけど、奥にはイートインスペースも完備。テーブルが4卓並び、ゆったりと食事ができます。

  入口を入ると、目に飛び込んでくる「食材のこだわり」の貼り紙。そこには、群馬県産豚肉、最高級綿実油、高級生パン粉、新潟県産コシヒカリ、自家製ブレンドソースの5つのこだわりが。味の想像だけでお腹が鳴ってしまいそう。

▲入口の貼り紙

 価格を見てさらにびっくり。ロースカツセット、ヒレカツセット、唐揚げあい盛りセット、日替わり三種盛セット、すべて1000円。しかもご飯の量(大盛・並・小盛)は同価格という太っ腹ぶり。

 私が注文したのは、ロースかつセット。同行の友人は日替わり三種盛セットをチョイス。お皿が運ばれてきた瞬間、「うわ〜っ」と声が出る。

 長皿にドンとのった厚いロースカツ。こんもり盛られた千切りキャベツ、大葉の緑が彩りを添える。さらに、はるさめサラダ、切干大根の酢の物、チキンボールまで。なんてサービス精神。

 

▲ロースかつセット

 ロースカツはサックサクの衣をまとい、噛んだ瞬間ジュワッと肉汁が広がる。柔らかくて甘みもある、これはご飯が進まないわけがない。

 コシヒカリのご飯もイケる。油が上質なせいか、食べても胃にもたれないのがありがたい。

日替り三種盛セットもお得

 友人の三種盛セットも、ひとくちずつシェア。チキンカツは胸肉なのにプリプリ。鶏唐揚げはしっかりした下味が肉の旨みを引き立てていて、ヒレカツは分厚いのに驚くほどやわらか。しかも全部サクサク。

 これで1000円って、コスパ良すぎじゃない

▲日替り三種盛セット

 カツにかける自家製ソースも絶妙で、甘さ控えめの中濃タイプ。素材の良さをしっかり引き立てています。

 さらに、別料金(150円)の味噌汁には、ミョウガ、ネギ、カイワレなど具だくさんの野菜がたっぷり。これで栄養バランスもばっちり。

▲具沢山の味噌汁

 気取らないけど丁寧。ボリュームたっぷりだけど重くない。まさに“ちょうどいい”が詰まったお店。

 また必ず来よう、今度は唐揚げメインで。

店舗情報

黒田屋

お問合せはこちら
027-289-2922
住所 前橋市下大島町410-7 OBCビル 1F
営業時間 11時~21時
定休日 火曜