gourmet

食べたい

榛名十文字うどん花木流通センター店
冷しゃぶ夏のエース

2025.06.10

滑らかさとコシを両立

　豚肉をガッチリ食べたい。うどんも豪快に。暑いから冷たいのがいいな－。わがままな欲望に応えましょう。券売機で「冷しゃぶ」をポチッ。

　10分くらいして出来上がり。渡された端末のブザーが鳴り、厨房に取りにいきます。

▲冷しゃぶうどん。さて、どう攻略するか－。

　初めて頼んだメニューと“ご対麺”です。毎回、肉汁しか頼まないので。衝立のようなゴボウ天は健在でした。相変わらずご立派です。

　ぶっかけの冷たいうどんの上に大量の豚肉の冷しゃぶに大根おろし、温泉卵がどんと乗っています。

▲幅広で厚のしの個性的なうどん

　うどんも相変わらずのド迫力。幅広で独特の縮れがあります。地粉の「きぬの波」を中心にブレンドした粉を二段熟成させるとか。滑らかでありながら素晴らしくコシが強いのが特徴。肉汁や肉うどんと違い、麺も汁も冷たいのでコシがいっそう際立ちます。麺食いにはうれしい限りですね。

　汁はわずかに酢が入り、すっきり爽やか。冷やし中華のような甘さはありません。薬味のショウガの香りも食欲をかき立てますね。

　冷しゃぶはバラ肉ですが、酸味のある汁でさっぱりいただけます。さすが、精肉が本業の店。豚肉の旨さ、甘さを感じられます。おろしと一緒もよし、温泉卵と絡めてもよし。量もたっぷりです。

▲この肉が旨い。自家養豚、自家加工しています

▲存在感のあるゴボウ天。店の名物です

　ピューラーで裂いたように平べったいゴボウ天はカリッカリ。冷たいので汁に浸しても食感を失いません。肉もうどんもいいけど、実はこれがこの店の隠れた主役かもしれませんね。

　「割り出汁」の入ったポットが中央カウンターに置かれています。つけ麺のスープ割りのように残った汁に入れてみました。冷えたお腹が温まちます。完食、完飲しちゃいました。

▲いつもの肉汁うどん

▲うどんの凄さがお分かりでしょうか