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食べたい

原嶋屋総本家
168年続く前橋の味

2025.02.23

炭火で炙る香ばしさ

  いつ見ても立派です。白壁に黒木が施された店舗。安政4(1857)年創業の焼きまんじゅうの老舗です。

 入口を入ると、炭火で焼かれた味噌の香り。前橋っ子ならこの時点で、お腹がグーっと鳴ってきます。

 「2本ください。店内で食べます」と窓口で注文。コロナ禍はテイクアウトだけでしたが、いまは平日の15時までは店内で食べることができます。土日はテイクアウトのみ。

▲いろり席もあります

 テーブルは4卓。いろりの席もあります。

 セルフで温かい麦茶を運んできて、飲みながら、焼き上がりを待ちます。この時間も至福のひととき。

 時々、ガラス越しに職人さんが焼く様子を見に行ったりして…

▲刷毛で手早く味噌ダレを塗ります

表面カリッで中ふんわり

 さあ焼き立てをいただきましょう。

 1串に大きなおまんじゅうが4つ。表面はカリっとして、赤味噌に水飴などを加えたタレがたっぷり付いています。

 中はふんわり、糀の香りです。しみじみ美味しいなあ。

▲温かい麦茶とともに

 テイクアウトもいいけれど、やはり、店で焼きたてを食べるのはひと味違います。

 以前、糸井重里さんにインタビューしたとき、原嶋屋さんの大ファンで、前橋に帰るときは必ず立ち寄ると言っていたなあ。郷愁の味ですね。

▲帝国ホテル、村上料理長の色紙も

▲紺色ののれんがはためきます

店舗情報

原嶋屋総本家

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027-231-2439
住所 前橋市平和町2-5-20
営業時間 10時30分~売り切れ仕舞い
定休日 火曜(祝日の場合は翌日)