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食べたい

鳥久前橋支店
備長炭で焼く焼鳥の殿堂

2025.02.05

早い者勝ち ジャンボなんこつ

 歴史を感じる暖簾をくぐると、使い込まれた焼き台で焼鳥が焼かれています。脂が落ちると炭から煙が舞い上がります。均一に火が入るように時折、焼く場所を変えるご主人。熟練の技が光ります。
 毎度変わらぬお通し、キュウリとキャベツの浅漬けを爪楊枝で刺してつまみながら、生ビールを飲んでいると、第1陣がやってきました。

▲箸はありません。爪楊枝でいただきます

 本鶏、うずら玉子、ピーマンとレバー。お品書きの順番通りです。本鶏は塩。それ以外はタレです。
 さあ、焼きたてをいただきましょう。火力の強い備長炭で焼かれた本鶏は皮目がパリッとして、中は柔らか。燻製のような香ばしさも味わえます。
 肉詰めのピーマンはジューシーでつくねより断然お得。肉厚のレバーはもう絶品です。「生中お替り」

▲本鶏。ねぎまです。ネギも旨い

 第2陣は鳥久の看板、ジャンボなんこつと砂肝。ともに塩です。ジャンボは通常よりたっぷりの肉が付き、売り切れることが多く早い者勝ち。なんこつもそうですが、砂肝のコリコリした食感もいいですね。

▲手前がジャンボなんこつ。あればラッキー

ササミは刺身のように

 続いてはササミ。「レアとよく焼き、どちらにしますか」と聞かれます。もちろん「レアで」。ワサビ醤油でいただきます。鶏わさのよう。日本酒をぬる燗でお願いしました。腰を落ち着けましょう。

 皮ともも、それに浅漬けを追加します。焼鳥というとビールが合いますが、ぬる燗も結構いいものです。

▲ササミのちょい焼き。中はレアです

 トリは山賊焼に決めていました。鶏の首の周りの肉、せせりです。弾力があって濃厚な味。あっさり目のタレが脂の乗った肉の旨みを上手に引き出してくれます。ボリュームもあり、トリにふさわしい1本です。
 創業は1965年。今年60周年を迎える前橋市内きっての老舗です。満席が多いですが、19時過ぎは比較的空いていることが多いですよ。

▲山賊焼は噛めば噛むほど旨い

店舗情報

鳥久前橋支店

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027-232-6627
住所 前橋市千代田町5-3-3
営業時間 17時~21時15分
定休日 日曜、月曜