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食べたい
上州の地酒12銘柄とともに
「いらっしゃい」。店に入ると、焼き場から大将、入内島賢治さんの威勢のいい声が飛んできます。全国各地の漁港の名の入ったトロ箱がオブジェに使われ、港町の酒場に入った気分です。

▲使い込まれた焼き場。炭火の魔力がさえる
群馬の地酒が12銘柄そろっています。海鮮を肴に日本酒をいただきますか。ビールで喉を潤したら、まずは「関東の華」の特別純米から。純米らしく深い旨みがありながら、キレのよい酒です。

▲醬油より塩の方が藁焼きの醍醐味を楽しめます
最初に出てきたのは藁焼きカツオのたたき。塩とショウガが添えられています。切り身が厚い本場の塩たたきですね。香ばしさがたまりません。

▲白ハマグリ(手前)とカニ味噌甲羅焼き
白ハマグリ焼きが焼き上がりました。ホンビノス貝です。風味が強く、肉厚で食べ応えがあります。
カニ味噌甲羅焼きも来ました。困りましたね。これは酒を盗みます。箸でつつきながら一晩中、ちびちび飲んでいられそう。「尾瀬の雪どけ」の純米吟醸に合わせます。すっきりした飲み口です。
豪快 下仁田ネギの一本焼き
野菜を間に挟みましょう。本日のお薦めにあった下仁田ネギの一本焼きと農家さん直送という茹で落花生。黒く焦げた下仁田ネギを挟みで切り、辛味噌を付けていただきます。ネギの中はねっとり。これは旨い。

▲下仁田ネギの一本焼き。焼くことで甘さが増します

▲大粒の茹で落花生。いいつまみになります
希少部位のマグロのアゴ肉の塩焼きもいただきます。肉質は柔らかく、ゼラチン質も豊富。最後に、「水芭蕉」の吟醸酒がさっぱりとさせてくれました。

▲マグロのアゴ。結構、身が詰まっています
〆は焼きおにぎりを頼みました。たまり醤油のような甘い醤油がご飯全体にまぶされ、辛味噌も付いてきます。丁寧な仕事をしていますね。

▲大きくて、中はご飯がふっくら
店は県道前橋安中線で11年営業、2024年12月に現在地に移転しました。
「全国の漁港から美味しい魚や貝が入ってきます。漁師さんから直接仕入れることもあります」と大将。海なし県のハンディをまったく感じさせません。

▲魚の仕入れに力を入れる大将の入内島さん
店舗情報
海鮮酒場 大将
- お問合せはこちら
- 050-5486-5618
住所 | 前橋市大渡町1-2-7前橋中央ビル1階 |
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営業時間 | 17時30分~23時 |
定休日 | 日曜、祝日 |