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ごわ麺 一ノ里
野趣あふれる褐色の麺

2024.11.11

煮干し香るスープに背脂

 「ごわ麺」って?。何となくイメージできますが。店内に入ると、煮干しのいい匂いがプンプン。さっそく券売機でごわ麺と味玉をポチッとします。

 ワンオペですが、無駄のない動きで注文をさばいていく店主さん。腕のよさを感じさせますね。

▲盛り付けも食欲をかき立てます

 さあ、来ましたよ。薄めのチャーシューが3枚、味玉を挟んで左右に青い九条葱と黒い岩海苔。スープには背脂が浮いていて、美味しそうなビジュアルです。

 まずはスープを。煮干しの個性の強い旨味が背脂の甘みとコクでまろやかになります。しみじみ旨い。苦手なえぐみはまったく感じません。

▲これぞ「ごわ麺」。珍しい食感です

 平打ちの麺は褐色。コシが強く、まさに「ごわごわ」です。二郎系の「わしわし」とはまた違った食感で沖縄そばに近い感じ。静岡県の製麺所から届く特注麺とのことですが、このスープに非常によく合います。

 トッピングもよく計算されていますね。チャーシューはこの薄さがちょうどいい。九条葱と岩海苔の香りが味に深みを与え、さっぱりさせてくれます。

▲煮干しの入った「煮干し酢」(右)

 卓上には煮干しの入った酢と黒胡椒があります。後半はこれを使って味変させましょう。

麺食いにお薦めの「ざる」

▲「ざる」と呼ぶつけ麺

 基本を押さえたところで、2回目の来店は「ざる」にしました。つけ麺です。

 麺量はごわ麺の1・5倍の300㌘あります。冷水で締められ艶やか。そのまま手繰ってみると、小麦の香りが分かります。熱いスープに付けて。うん、麺を味わうなら断然こちらがいいですね。

▲ざるの麺。いい艶しています。

▲つけ麺の汁は煮干し強めの超スープにしました

 店主の土手内彰弘さんは宮城県の出身。仙台や都内のラーメン店で15年修業、縁あって前橋に来ました。

 「背脂はスープを飲んだときに口に残るよう、粗めにしています。煮干しが強い超スープもありますが、まずは普通のを試してください」と薦めています。

店舗情報

ごわ麺 一ノ里

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住所 前橋市大友町3-16-10
営業時間 8時~15時
定休日 月曜