ル・ヴァン ドゥジェム
パリで焼き鳥 食べたら…

　暑気払いで、南部大橋の東詰めにある「ル・ヴァン ドゥジェム」へ。フランス版の串焼きのお店です。
　まずは、冷たいスパークリングワイン「カヴァ」とともに、「名物」と書かれた前菜盛り合わせ６種を。16カ月熟成されたスペインの生ハム「ハモンイベリコ」が大皿にてんこんもりです。スライスしたてのハムはなめらかでしっとりしています。
　ほかにポテトサラダ、紫キャベツのコールスロー、パルメジャーノのチーズやメロン、スイカも。豪華だなあ、テンション上がります。

　さあ串焼きをどんどん頼みますか。ささみわさび、つくねの玉子付き、群馬産肉厚しいたけ。
　竹串でなく、鉄串で提供されるあたりがフレンチっぽい。
　ささみわさびは、お肉が厚くてふんわり。中がほんのりロゼ色です。
　つくねは６種類の素材が混ぜ込まれているそう。ハーブが香り、ザクっとナンコツの食感がいいなあ。
　肉厚しいたけはゲランの塩で食べます。文句なく美味しい。

　ここで主役登場です。レバーの串焼きをお願いしたら、ナガノパープルという大粒のブドウと鶏レバーを交互に刺した串が出てきました。
　とろ～りとした食感のレバーに甘みと酸味とスッキリ感が加わり、絶品です。
　牛ハラミのバルサミコソースも良かった。ステーキの串焼きという感じ。赤ワインがどんどん進みます。

　デザートには温かいチョコレートケーキ「フォンダンショコラ」をいただきました。フォークを入れたら、ビターなチョコレートが飛び出してきました。
　温かいケーキを冷たいアイスとともに食べる幸せ…。

　「ル・ヴァン ドゥジェム」は広瀬川沿いにある「ル・ヴァン」の姉妹店として2015年にオープンしました。本家もいいけれど、こちらこじんまりしていてアットホームで落ち着きます。
　スペインのバルみたいに気軽に立ち寄れるのもいいですね。