ニューデリー
日印合作 カレーうどん

群馬県内の本格インド料理の先駆け。さぞ、格式高いかと警戒されそうですが、ご安心を。自由な発想でメニューを広げ、独自に進化しています。「天竺カレーうどん」もその一つ。日印合作のお味は―。

カレーうどんは６種類あり、麺を「きね打ち生丸麺」か「生きしめん」から選べます。どちらも注文があってから茹でます。こだわっていますね。

「ゴロゴロ野菜」をきしめんで注文しました。素揚げしたカボチャ、ナス、ジャガイモ、ブロッコリー、パプリカ、ズッキーニ、インゲン、ニンジン、シシトウ、ミニトマトにマイタケ、エリンギ。色とりどり12種類の野菜が盛られ、まさに、「夏の野菜畑や～」状態ですね。

カレーはココナッツミルクでしょうか、まず甘さを感じます。すぐに追いかけてくる心地よい辛さ。

きしめんにカレーがよく絡みます。蕎麦屋さんのとは別物ですが、日本人好みのカレーうどんです。

激辛好きの相方は「カシミール極辛口」に挑戦しました。こちらも野菜がたっぷり。スープカレーのようにさらさらなルーは黒く、見るからに辛そうです。

一口、味見しました。痺れるような辛さに襲われます。でも、旨味やコクも感じられ、これもいい。きね打ち麺は表面がとろっ、中がもっちり。こちらもカレーうどんのためにあるようです。

いずれのカレーうどんにも薄焼き煎餅のようなパパドとご飯が付いてきます。ご飯にカレーをかけ、カレーライスも楽しめます。１杯で２度お得です。

店は1978年に開店しました。オーナーの真貝純一さんに以前、取材した際、「そのままのインドの料理ではなく、自分の感覚を取り入れた新しいインド料理を提供したい」と話していました。インド人もびっくりの美味しさでした。