焼肉の南部苑
驚愕のホルモンの味、量

見渡す限り田園の中にポツンとあります。歴史を感じさせる焼肉屋さん。地元の常連さんに混じって焼き焼きしてきました。

店内も昭和感に満ちています。テーブルやカウンターはありません。すべて座敷。無煙ロースターとは無縁です。煙もくもく。いいじゃないですか。

牛カルビ定食に単品で豚ホルモンを付けました。余力があればカシラも追加しますかね。

サラダとカクテキ、ご飯とスープが配膳されます。ご飯は山盛り。少し減らしてもらいました。

肉も登場です。って、うそでしょ。このホルモンの量。３人前の間違いでは…。

では、気を取り直してカルビから。美味しそうにサシが入っています。脂が落ち、煙が立ち込めます。半分は割とよく焼き、半分はレア。これが一番好きな焼き方です。軽くタレを付けてパクッ。旨い。

さあ、じゃんじゃん焼きましょう。タレをよーく絡ませ、ご飯を巻いてパクッ。あー、しみじみ旨い。カルビは白飯に最高に合いますね。

ホルモンも行きますよ。大きくカットされ、脂肪も多め。弾力があって噛むごとに旨みを感じます。臭みはありません。下処理が上手なのでしょうね。

それでも、さすがにこの量は無理。３分の２をお土産にしてもらいました。

店は代田洋実さん、千代子さんご夫妻が1982年に出しました。昼間は「おばあちゃん子」という愛想のいい孫の桃香さんが厨房も接客もこなし、２人は優しく見守っています。

夕飯用に袋からホルモンを出すと、タレの入った小袋が付いていました。気配りがうれしいですね。いいお店でした。