gourmet

食べたい

江戸清
豊洲直送 新鮮ネタで勝負

2024.01.27

ミナミマグロを食べ比べ

前橋市中心街で店を構えて40年が過ぎました。縁あって開店当初から通っています。

ネタケースには豊洲直送の新鮮なネタがぎっしり。水槽でアジが泳ぎ、アワビが張り付いています。「アジを活け造りしますか」。店主の越塚清さんに聞かれましたが、アジたちが「頼まないで」と口をパクパクしていたので、貝を刺身でお願いしました。

▲アジとアワビと左下はマリモでしょうか

▲赤貝(左)とツブ貝。磯の香りが海を感じさせます

朱色が美しい赤貝とオレンジがかったツブ貝。ともに爽やかな磯の香りを楽しめます。赤貝はヒモもありました。少し残しヒモキュウ巻きにしてもらう作戦だったのに、美味しくてすべて食べてしまいました。残念。北海道産のツブはコリコリ感が最高ですね。

ビールで喉を潤したら冷酒を「赤城山」です。辛口で飲み飽きないのがいいのか、悪いのか。マグロのカマトロの煮込み、アンキモを出されてしまえば、1合では足りませんね。

▲お通しはカマトロの煮付け

▲アンキモは酒を盗みます

お客さんでにぎわってきました。あまり長居するのも粋じゃない。「お決まり」を頼みます。

鉄火巻き、玉子、イクラとウニの軍艦、中トロとヒラメ、トリは大トロ、ホタテ、蒸し海老の豪華版。

マグロはミナミマグロにこだわっています。赤身、中トロ、大トロの食べ比べができる贅沢。個人的には赤身が一番好きです。

▲鉄火巻き。赤身の色が濃い

▲高騰している軍艦の2強も入っています

淡白なのに濃厚な寒鮃

どのネタもよかったのですが、特に感動したのはヒラメ。茨城県沖で獲れた寒鮃は肉厚で身がしっかりしていました。寒くなり魚が美味しくなってきますね。

▲寒鮃と中トロ。ヒラメに軍配が上がりました

桐生市出身の越塚さんは調理師専門学校時代に立川町通りにあった網元寿司で寿司の道に入り、都内の名店で修業した後、網元寿司の店主の勧めで前橋に店を構えたそうです。街中の寿司店が姿を消す中、深夜の出前も引き受けて頑張っています。

▲二人三脚で切り盛りする越塚さんと奥さまの比呂美さん

店舗情報

江戸清

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027-231-7034
住所 前橋市千代田町4-20-1
営業時間 18 時~25時
定休日 日曜