とんかつ かつ政
脂身が旨すぎるロース

開店と同時に満員御礼になる人気店です。カウンターではご主人が黙々と豚肉を切り分け、筋切りし、衣をつけて油の中へ。ライブを楽しむならカウンター席右から２番目が「特等席」と言われています。

さっぱりしたものが好きですが、カツは断然、ロース派です。脂身がどれだけ旨いか。これを最大の評価基準にしていますが、こちらは満点です。

生パン粉を使っているようで、衣にパン粉の形状が残っています。この衣が実にサクサク。ソースを付けてもサクサク感を楽しめます。

脂身が多い端の部分を最後の楽しみにして、見事なカツ断層を披露する真ん中から。最初の１切れは塩を振り掛け、群馬県産の和豚もち豚の旨みを噛みしめます。

儀式を終えれば、好きなように食べます。ソースをドバっと掛け、からしをたっぷり付けて。一噛みしたらご飯の上に一度置いてから、また一噛み。ご飯が進みますね。お替りも一杯無料なので、若い人は気持ちいいくらい、かっ喰らっています。

キャベツはソースでもよし、特製のドレッシングでもよし。口をさっぱりさせて、次々と肉を平らげます。１回お替り。これも無料です。

ラスボスは右端。旨い、甘い。脂身がしつこくない。いい肉と、調理でこんない美味しくなります。

脂身が苦手な相方は豚ロースのしょうが焼きを注文しました。かつと２枚ずつトレードします。ショウガの香りが強めながら、まろやかな甘みを感じます。これも、ご飯が進むなー。