八重垣
元料亭がつくる至極の弁当

産業通り沿いにある弁当専門店。以前は料亭でした。名物「和豚（わとん）もちぶた弁当」が驚くほど美味しい。

フタを開けると、レモンの爽やかな香りがふわり。ご飯の上には厚切りの豚肉が5枚、デーンとのっています。渋川市の「グローバルピッグファーム」が育てた豚肉です。

しゃっきり固めに炊いたご飯には、甘しょっぱいタレがたっぷり。このタレが肝です。ご飯にかける「丼たれ」、肉にもみ込んで下味をつける「もみだれ」、仕上げに上からかける「かけだれ」と３種類を使いわけているそうです。

風味がよくて、奥深い。これは定期的に食べたくなっちゃう味です。

お肉の部位は赤身を使用。柔らかくてクセがない。絶妙な焦げをつくりながら焼き上げているのがいいですね。香ばしいなあ。

3枚のお肉はそのまま、残りの2枚にはレモンを思い切り絞って味変。さっぱりして、これまた美味しい。

今回いただいた和豚もちぶた弁当は元祖、というスタンダードなもの。プラス450円で、特上弁当が食べられます。お肉の部位が赤身から、肩ロース肉に変わるそう。

でも、個人的には赤身の方がいいかな。

お店にはたくさんの有名人の色紙が飾られています。イルカ、南こうせつ、森山良子、さだまさしなどミュージシャンから、風間杜夫など俳優さんまで。きっと前橋で公演があったときに召しあがったのでしょうね。

もう一つの名物、浜名湖産のうなぎ弁当は活鰻を店内で調理して、40年継ぎ足しの秘伝タレをかけるそうです。こちらのタレも気になります。