gourmet

食べたい

やきとり 若大将
ダチョウの刺身 いざ挑戦

2023.11.15

豊富な焼き鳥は大ぶり

今宵の止まり木を探して街を徘徊していると、一軒の店先から梅沢富美男さんの『夢芝居』が漏れてきました。実は前橋四中(現みずき中)の大先輩。これも何かの縁、ここにしましょう。

好みの焼き鳥とつまみを適当に頼み、ビールで喉を潤していると、壁に「国内産ダチョウ」と書かれた張り紙を発見しました。店員さんに聞くと、刺し身で提供するとか。頼んでみましょうか。

▲あのダチョウから想像できない肉です

鳥なので鶏肉のように白い肉を想像していたら、何と真っ赤。牛肉や馬肉のようです。薬味にニンニクとショウガが付いてきました。

脂肪はほとんどなく、臭みやクセもありません。馬刺しより淡白で、ダチョウと聞かなければ相方も喜んで食べたでしょう。独り占めしました。

▲レバとササミ明太子

▲かしら。柔らかくて旨い

▲牛ロースはステーキのよう。タレが絶品でした

焼き鳥はどれも大ぶり。朝挽きした国産鶏を一本一本、串に刺し、旨みを閉じ込めるように焼き上げます。ナンコツは肉がたっぷり。つくねもナンコツ入りで、柔らかな肉とコリコリした食感を楽しめました。

レバは肉厚でこれまた臭みは皆無。プチトマト肉巻きやサイコロステーキを串にした牛ロースなど、バラエティー豊富な串を堪能しました。

酒飲みの心つかむつまみ

一品物も充実しています。四川料理のよだれ鶏はモモではなくムネを使い、あっさりした味わい。大きなシイタケの傘にオリーブオイルをかけて焼いた「オイシ-タケ」、サービスで出してもらったシラスたっぷりの栃尾揚げなど、気の利いたつまみが揃っています。

▲シイタケは傘に溜まったスープが最高。奥はよだれどり

▲サービスしていただいた栃尾揚げ。シラスがたっぷり

店主の瀬下匠さんは和食居酒屋や焼き鳥店で修業を重ね、4年前に念願の店を出しました。焼き鳥の味と大きさを絶賛すると、「自分が食べるのが好きだから」と照れ笑い。居心地のよい店に出会えました。

▲若大将と奥さま。接客も素晴らしかったです

店舗情報

やきとり 若大将

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027-212-2144
住所 前橋市千代田町5-13-3
営業時間 17時~25時(金曜、土曜は25時30分)
定休日 水曜