gourmet
食べたい
豊富な焼き鳥は大ぶり
今宵の止まり木を探して街を徘徊していると、一軒の店先から梅沢富美男さんの『夢芝居』が漏れてきました。実は前橋四中(現みずき中)の大先輩。これも何かの縁、ここにしましょう。
好みの焼き鳥とつまみを適当に頼み、ビールで喉を潤していると、壁に「国内産ダチョウ」と書かれた張り紙を発見しました。店員さんに聞くと、刺し身で提供するとか。頼んでみましょうか。
鳥なので鶏肉のように白い肉を想像していたら、何と真っ赤。牛肉や馬肉のようです。薬味にニンニクとショウガが付いてきました。
脂肪はほとんどなく、臭みやクセもありません。馬刺しより淡白で、ダチョウと聞かなければ相方も喜んで食べたでしょう。独り占めしました。
焼き鳥はどれも大ぶり。朝挽きした国産鶏を一本一本、串に刺し、旨みを閉じ込めるように焼き上げます。ナンコツは肉がたっぷり。つくねもナンコツ入りで、柔らかな肉とコリコリした食感を楽しめました。
レバは肉厚でこれまた臭みは皆無。プチトマト肉巻きやサイコロステーキを串にした牛ロースなど、バラエティー豊富な串を堪能しました。
酒飲みの心つかむつまみ
一品物も充実しています。四川料理のよだれ鶏はモモではなくムネを使い、あっさりした味わい。大きなシイタケの傘にオリーブオイルをかけて焼いた「オイシ-タケ」、サービスで出してもらったシラスたっぷりの栃尾揚げなど、気の利いたつまみが揃っています。
店主の瀬下匠さんは和食居酒屋や焼き鳥店で修業を重ね、4年前に念願の店を出しました。焼き鳥の味と大きさを絶賛すると、「自分が食べるのが好きだから」と照れ笑い。居心地のよい店に出会えました。
店舗情報
やきとり 若大将
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- 027-212-2144
住所 | 前橋市千代田町5-13-3 |
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営業時間 | 17時~25時(金曜、土曜は25時30分) |
定休日 | 水曜 |