ブルーチャーン
タイ人シェフが作る故郷の味　

ブルーチャーンは仙台牛の焼肉とタイ料理を食べられるレストラン。

タイから米や調味料を輸入しているそう。ランチの「タイプレート」をいただいた。

ご飯に目玉焼きが乗り、炒めた挽肉が添えられたガパオライス。そして別の器でグリーンカレーが付く、欲張りセットだ。

「グリーンカレーの中身は海老、鶏肉、牛タンから選べます」とスタッフさん。海老を選んだが、あとから仙台牛の牛タンが入ると聞き、牛タンにすればよかったかなとちょっと後悔。

以前、タイを訪れたことがあるが、店内全体からその時の匂いが漂っている。匂いの記憶って案外残っているものだ。

細長くてあっさりしたタイ米は、ピリッと刺激的なガパオの具と相性抜群。続いて、ココナッツミルクの香るグリーンカレーをかける。こちらは爽やかな辛さ。

連れが頼んだのは米粉を使ったタイ風焼きそば「パッタイ」。海老、卵、モヤシ、厚揚げと具だくさん。しゃっきり炒めたモヤシと、柔らかい麺との食感の違いが面白い。味は甘辛。いや、甘みが強いかな。

夜のメニューで気になったのが「ムーガタ」。タイ風の焼きしゃぶだそうだ。ぜひ初体験してみたい。

「以前は焼肉屋で働いていたので焼肉一本でいきたかったけれど、奥さんの意見でタイ料理も加えました」とタイ・バンコク出身のシェフ、村上スキットさん。それが大当たりしたようだ。ちなみにパクチーはどの料理にも乗っていない。「栽培しているけれど、いまの時期は採れないんです」とのこと。

大きな魚が泳ぐ水槽のある、スタイリッシュな店内も心地いい。