麺屋 ラッキー
褐色の太麺 地粉うどんのよう

陽気なラテン音楽が流れ、元気いっぱいの若き店主がお客さんと撮ったラッキーポーズの写真がディスプレイに映し出されます。活気がありますね。

食券機でラーメンを購入したら、食券に印刷された野菜、ニンニク、ショウガ、脂の量をテーブルにある赤ペンで好みに印して店員さんに渡すシステムです。初めての店なので、すべて普通。ショウガがあるのはうれしい。

厨房からボコッボコと音がします。覗き込むと製麺機で製麺作業中でした。看板に偽りなしの自家製麺。袋には「オーション」とありました。二郎系でよく使われる日清製粉の小麦の皮も含む強力粉です。

野菜はたっぷりですが、食べ切れない量ではありません。頂上に味付けした背脂がかかっています。茹でたモヤシやキャベツと食べると、うん旨い。

やや辛めのスープも野菜にかけて食べ進め、すっかり慣れた「天地返し」の儀式に移ります。ごわごわした麺が主役に躍り出ました。抜群の光景です。

野趣あふれた麺ですね。褐色の太麺は噛み応えがあり、小麦の風味が口に広がります。武蔵野うどんのようで好き嫌い分かれそうです。もちろん、個人的には大好き。店主は湯切りを徹底していました。麺へのこだわりが相当あるとお見受けします。

スープは麺に負けない力強さがあります。背脂やニンニクもそうですが、ショウガがいいアクセントになり、食べやすくなりました。

分厚いチャーシューは提供の直前に切り、バーナーで炙ります。ほろりと柔らかく、焦げた脂身がたまらなくいい味します。

「幸せラーメン」とか、限定麺もあるようで、いろいろ試してみましょう。