竜園
駒形に行って「幸せ食べよう」

双子の中国人はいませんが、愛想のいいご家族で経営され、「幸せ食べよう」という気分になります（古いCMで恐縮です）。

麺類が充実しています。18種類あり、17番目までは中華。で、最後はなぜかスパゲッティ。勇気を出して、いつか挑戦してみます。

手打ち風の中太縮れ麺がもちもちして大好き。麺を味わうなら、つけめんでしょう。

麺の上に巨大なチャーシュー、メンマ、ワカメ、ナルトに大量の刻み海苔がかかっています。

海苔以外を熱い汁に投入し、あめ色に輝く麺からいただきます。冷水で締められコシが強いですね。醤油ベースのつけ汁はやや濃いめ。甘さはあまり感じられず、さっぱりいけます。

チャーシューは１㌢近い厚さ。適度な噛み応えを感じられ、味がよく染みています。

薬味のネギとともに添えられたのは豆板醤と自家製ラー油を作った際の唐辛子。味変用です。せっかくなのでラー油と酢も加えました。はい、正解。大量の麺を最後までおいしくいただけました。

もやしラーメンもお薦めします。具がもやしだけという潔さがいい。餡かけになっていて最後まで熱々。こちらも自家製ラー油をかけましょう。

厨房に立つ２代目の齋藤誠さんが生まれた1971（昭和46）年に開店したそうです。「店と自分の年が同じ。一緒に成長してきました」と昼時の忙しい中、取材に応じてくれました。すっかり、地元で愛される町食堂になりました。