上州手打　うどん屋
喉越し最高つるつるうどん

「もりね」。店に入ると、すぐに注文します。セルフの水を汲んで席に着くと、汁の入った大きめの器が目の前に置かれます。ほどなく、平らの皿に入ったうどんが到着。すかさず汁に付けて啜ります。

開店前から行列ができる人気店。見込み茹でですが、回転が速いのでいつも茹で立てをいただけます。縮れのかかった色白のうどんは太麺、細麺が入り混ざり、食感の違いが楽しい。これぞ手打ちの醍醐味です。やや柔らかめ。ツルツルした喉越しが最高だな。

カウンターには季節の野菜など10種類ほどの揚げたて天ぷらが並びます。奇跡です。12時半過ぎの入店でしたが、一番人気の大きなゲソ天が一つだけ残っています。いつもは確実に最初に売り切れますからね。シュンギク天とチクワ天も頼み、みそうどんを頼んだ相方と分けました。

しっかり出汁が効いた汁は天ぷらを浸すと甘味とコクが加わり、最高の状態になります。七味は風味がよく、たくさんかけてもあまり辛くなりません。

寒い時期はかけに好みの天ぷらを乗せる人も多いですね。カレーや辛みそも人気。天ぷらや揚げモチなど具だくさんでデカ盛りの千両、万両もあります。

開店して42年。ご主人がお亡くなり閉店されていた時期もありましたが、息子さんが跡を継ぎ、お母さん、妹さんと暖簾を守っています。うどんや汁の味もそうですが、二代目は風貌もだんだん先代に似てきました。