チィニョ
「古きよきイタリア」を味わって

イタリア・オルビエートのアンティークに囲まれた贅沢な空間で、伝統的なレシピに基づいた正統派のイタリア料理を味わえます。

ランチでも黒板に書かれたお薦めをアラカルトで注文できますが、週替わりのセットがお得でしょう。２種類ある肉料理から「麦豚ロース肉のグリル サルサヴェルデ」を選びました。

サルサヴェルデは「緑のソース」。イタリアンパセリ、アンチョビ、パン、ニンニク、ワインビネガーなどで作るソースです（もちろん、マネージャーに教わりました）。

クロスに焼き色が付けられた肉はそぎ切りされ緑のソースがたっぷり。皿の周りにもおまけがあります。火の入れ方が絶妙ですね。しっかり嚙み応えがありながら、素晴らしく柔らかい。

ソースはそれぞれの素材の持つ酸味、塩味、香りが混ざり合い、清涼感あふれる味になっています。パンがいい触媒となっているようですね。

付け合わせの季節の野菜のグリルは種類も豊富。こちらもソースを付けていただきました。

パスタも週替わりで3種類、オイル塩、トマト、クリームから選べます。「赤イカゲソとケッパーのアーリオ・オーリオ」はゲソから深みのある味が広がり、アルデンテの麺に味がよく絡みました。

スワングループのイタリア総料理長、猿谷光宏シェフが陣頭指揮します。パンやドルチェもシェフの手作り。「食材は地元産を中心に使います。本当のイタリア料理をゆったりとお楽しみいただけます」。ここに来ればスローフードを実践できます。