gourmet

食べたい

蕎麦にも麦飯にも合う自然薯
そば処 はせ川

2022.09.20

切り立てが加わり四たて

トン、ト、ト、トン。トン、ト、ト、トン。蕎麦を切るリズミカルな音が店内に響きます。ご主人の長谷川清さんは営業中に度々、蕎麦打ち場に入ります。茹でたての前に切りたてが加わり、三たてならぬ四たてをいただけるわけです。

名物は「重ねそば」。半人前ほどの量の蕎麦やうどんを2人前から注文できます。追加は1枚150円。枚数が多いと、最初に2枚届き、頃合いを見て茹でたてを持ってきてくれる気配りがうれしいですね。

▲「重ねそば」。自己記録は6枚

本日は夏バテで弱った体に精を付けるべく、麦飯とろろセット。野菜天ぷら付きの梅セットにします。

豪華なお膳のお出ましです。セットは二枚重ね。蕎麦かうどんが選べ、わがままを言って1枚ずつに。

まずは、蕎麦から。北海道産の玄ソバを水車挽きや石臼挽きした蕎麦はほんのり緑がかっています。香りを楽しんでから汁に付けてズズーと啜ります。喉越しも最高。ほとんどのお客さんが蕎麦でした。

▲切りたてで新鮮な蕎麦

皮ごとするから味が濃い

とろろは山口県産の自然薯とか。茶色です。「一番栄養があるのは皮。ひげ根を焼いて皮ごとすりおろします」とご主人。味が濃く、粘りが凄い。ちょうどいい加減に出汁が加わり、麦飯にも、蕎麦にもよく合います。滋養がジワーと体に染み入るよう。

▲とろろの色の濃いことといったら

▲とろろ蕎麦も絶品

夏の終わりを惜しむような夏野菜の天ぷらはうどんとともに。中細でもちもちしたうどんもなかなか。1枚ずつにして正解でした。

▲綿実油で揚げた天ぷらはカラッと

「新蕎麦の時季になるともっと緑が濃くなります。水回ししていて手が荒れるくらいソバ粉が強い」。何とも楽しみな話。「新蕎麦」の張り紙を待ちましょう。

▲12月で創業41年。風格ある暖簾

店舗情報

そば処 はせ川

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027-263-2504
住所 前橋市東片貝町291-1
営業時間 11時~20時
定休日 火曜(祝日は営業)