うどんのような極太麺
中華麺酒家 からっ風

無添加、無化調にこだわります。スープは２種類。弱火でじっくり旨味を抽出する澄んだ鶏清湯（ちんたん）と強火で白濁するまで炊いた鶏白湯（ぱいたん）。ほとんどのメニューに「あっさり」と「こってり」があり、使い分けているようです。

つけ麺を醤油、あっさりでいただきます。麺は平打ちの極太ストレート。並で300㌘と表記されていましたが、茹で前なので500㌘以上ありますか。丼に山盛り。冷水で締められ、あめ色に輝いています。

コシの強いうどんのよう。麺好きにはたまらない。このまま醤油をかけても食べられるな。

ス―プに合わせるのはみどり市にある「日本一醤油」を名乗る岡直三郎商店（みどり市）の絞りたて生醤油をベースとした「返し」。麺に負けない力強さを感じさせつつ、あっさりしています。

具のチャーシューはスライス一枚に加え、切り端がゴロゴロ。ネギは白髪ネギと青ネギの小口切り入り。店主の真面目な姿勢が伝わります。

相方が頼んだのは辛っ風ラーメンのこってり。真っ赤なスープに大量の生のニラの緑がインパクト十分です。チャーシュー、メンマと真ん中に白髪ネギと糸唐辛子があしらわれています。

スープは辛さの中にしっかりと旨味を感じさせます。麺は極太の手揉み。ストレート麺を手で押して縮れさせるので、スープによく絡みます。

開店して10年目。若き店主、茂木祐介さんは研究熱心。新しいラーメンの開発に期待しましょう。