噂以上のデカ盛りの聖地
栄久庵

洋食の「パンプキン」さん、中華の「加奈藺(かない)」さんと並ぶ前橋三大デカ盛りの聖地。３㌔強の桶盛りうどんを完食したユーチューバー、acoさんに薦められ、挑戦すべく肩を怒らせ入店します。

桶を見て、ビビりました。無理です。ここは分相応に普通のメニューに。相盛りをお願いしました。

デカ盛りの店ということで覚悟はしていましたが、想像をはるかに超えていました。蕎麦とうどんがそれぞれ1・5人前。ちくわ天とシュンギク天が付き、薬味も揚げ玉、ワカメ、ネギがたっぷり。

蕎麦は細打ち。喉越しがよく、ズズーッと啜れます。中太のうどんはコシが強く、かつ滑らか。セットに付く麺類はたぬきが人気ですが、これまた特盛り。最後まで伸びないよう硬めに仕上げているようです。

相方は１番人気のハーフ丼セット。ネギマヨ唐揚げ丼とガツ刺し丼の合体版です。ガツ刺しが気になり、味見しました。「酒のつまみだろ」。そんな常識を打ち破る相性の良さでした。

唐揚げは超巨大なモモ肉が2個。ニンニク醤油味にマヨネーズが加わり、最強の飯の友だそうです。

麺類はラーメンにもできます。手打ち風の麺がやはり硬めの茹で加減。具なしですが、丼が強烈なだけに、これくらいシンプルな方が合います。

ご飯は普通盛り(300㌘)からヨタ盛り(1300㌘)まで9段階。と思いきや、裏メニュー的に2㌔のメガトンまでありました。

「蕎麦1人前でお腹いっぱいになったことがなかった。自分のお客さんには満腹になって笑顔になってほしい」とフードファイターから絶大な支持を誇る社長、狩野智大さん。「手が滑り」、規定より多い愛情盛りとなることもあるそうです。