酒と焼きまんじゅうと男と女
さぶちゃんの焼きまんじゅう

前橋新聞「me bu ku」創刊号で取材したユーチューバー、acoさんお薦めの店に行ってきました。延々と演歌が流れる店で、常連さんは昼間から酒を嗜み、デザートに焼きまんじゅうを頬張る。上州あるあるの「オモウマ」な店でした。

焼きまんじゅう10串、焼きそば3㌔というチャレンジメニューがあり、ゆりもりさん（高崎市）はじめ、フードファイターや大喰い自慢が全国から集まってきます。焼きそばは寿司桶入りでした。

普通のメニューもありますのでご安心を。ラーメンに焼きまんじゅうが2個付くCセットにしました。

セットのＡ、Ｂは焼きそば。Ａは普通盛りに焼きまんじゅうが2個、Ｂは小盛りに１串付きます。

昔懐かしいラーメンですね。具はチャーシューにメンマ、ホウレンソウにお約束のナルト。細い縮れ麺にスープは鶏ガラと野菜で取った醤油味です。随分と見かけなくなりました。優しく、ほっとします。

焼きまんじゅうは幾分、小ぶりでしょうか。タレの照りがいい感じです。生地がしっかりしています。やや硬め。皮（生地）にこだわる糸井重里さんが好きそうなタイプでした。太田・木崎にある助平屋さんから仕入れ、炭火で焼いています。

さぶちゃんこと、木暮三郎さん(84)は解体業が本業。70歳の時に店を開きました。体調を崩し、最近は店に顔を出すことはなくなりましたが、娘さんの井出美子さんが切り盛りしています。

「最初は焼きまんじゅうと焼きそばだけだったのに、お客さんの要望でラーメンやうどん、つまみを出すことになった」と笑顔で嘆く井出さんも解体現場で働いていたガテン系。気風の良さを感じます