gourmet

食べたい

ビバリーヒルズ101
京都仕込みの技が光る

2026.07.17

250品の誘惑

 前橋の郊外で隠れた名店を見つけました。 京都で5年間和食修業した高橋俊史さんが、ご両親と営む居酒屋です。

 メニューを開くと和食、洋食、中華、ご飯物、麺類まで約250品が並びます。「300品ぐらいあったんですが、絞ったんですよ」と高橋さん。

 お通しから気が利いています。トマトの塩こうじ和え、かぼちゃサラダ、真竹とコンニャクの煮物の三品盛り。どれも手作りならではのやさしい味わい。最初の一皿で、店の実力が伝わってきました。

▲彩りの良いお通し

 厨房から、包丁がまな板を打つ「ダン、ダン」という音が響きます。魚の頭を落とし、身を切り分けているのでしょう。刺身への期待が高まります。

 刺身盛り合わせは、ひげそり鯛とオコゼ。自家製ポン酢でいただきます。ひげそり鯛はもっちり、オコゼはコリコリ。異なる食感の共演を楽しめました。

▲周りの薄い片がオコゼ、中央はひげそり鯛

 食べ終えると、オコゼの頭や骨は唐揚げになって再登場。骨までポリポリと香ばしく、一尾を余すところなく味わえます。なんとこれはサービス。「うちは魚を丸で仕入れてますから」と髙橋さん。

▲オコゼの頭や骨の唐揚げ、うまし

常連が頼む玉子焼き

 常連客が必ず頼むという玉子焼きは7種類。この日は「チーズトマト巻き」を選びました。だしの利いた玉子の中からチーズがとろり。トマトの酸味にバジルの香りが重なり、和と洋が見事に調和します。玉子の焼き加減も絶妙なんです。「必ず頼む」という言葉に納得です。

▲やさしい玉子焼き

 壁の手書きメニューにも目が留まります。手羽先とヒレカツは、どちらも1本150円。あまりの安さに思わず2本ずつ追加しました。甘辛しょうゆだれが絡み、お酒が進みます。

▲手前が手羽先、奥が豚ヒレ

 締めは「焼きラーメン風」のアサリ(塩ベース)。香ばしく焼いた麺にアサリのうま味が絡み、キャベツやモヤシ、シメジなど野菜もたっぷり。最後まで箸が止まりませんでした。

▲博多の屋台で食べた焼きラーメンを思い出しました

 ビバリーヒルズ101という店名は、店が入っているアパート名、その101号室だから。てっきりハンバーガーやアメリカンステーキの店だと勘違いしていました。

 麦焼酎「銀座のすずめ 琥珀」をボトルキープして…。

 我が家の第二の台所になりそうな予感がします。

▲牛すじの煮込みはボリューム満点

▲居心地の良い店内

店舗情報

ビバリーヒルズ101

お問合せはこちら
027-236-0252
住所 前橋市下細井町696-1
営業時間 11:30~14:00、18:00~22:00
定休日 月曜