鉄鍋うどん　白虎問屋町店
威勢のいいうどんで元気に

「いらっしゃい」。暖簾をくぐると、店主の威勢のいい声に圧倒されます。活気があって、量が多くて、旨い。「体育会系蕎麦うどん店」です。

白虎は前橋市内に３店ありますが、鉄鍋うどんを提供するのはここだけ。１人に１台、IHヒーターが置かれますので、１人鍋を堪能できます。

６種類ある鉄鍋から月見を注文しました。配膳される前に個包装された天ぷらを物色。大きなイカとキンピラにします。イカは醤油を付けて先に食べるのが決まり。ちゃんと理由があります。うん、柔らか。

ヒーターの上に鉄鍋が置かれスイッチオン。みるみるうちにグツグツいってきましたよ。プーンといい出汁の香り。具はワカメ、カマボコと生卵。まだ、天ぷらは入れません。

煮え頃を見逃さす、器に取っていただきます。地粉を打ち二段熟成させたうどんはもっちりしてコシがあります。

卵が半熟になったら取り出し、うどんと絡ませて釜玉風にします。このタイミングが難しい。一瞬たりとも鍋から目を離せません。

そろそろ、いいでしょう。キンピラを入れます。天ぷらの“定員”は１個だけ。２個以上入れると、汁がグチャグチャになってしまいます。なので、イカ天を最初に食べるわけです。衣が溶け出し、ニンジンとゴボウが柔らかくなります。甘さとコクが加わり、そこに七味。うどんがとろけそう。もう最高