アカリトモル
豚バラ軟骨をスパイシーに

赤城山への玄関口にある住宅街にぽつりと灯る明かりに誘われてきました。和とイタリアンをベースとした創作料理の店。T-1グランプリにエントリーしている「豚バラ軟骨のスパイス煮込みオーブン焼き」をいただいてきました。

と、その前にサラダ、べジファーストですね。シーザーサラダはテーブルの上でチェダーチーズをたっぷり削り出して仕上げます。ドレッシングのパルメジャーノとＷチーズ。契約農家から取り寄せた新鮮野菜にカリカリのベーコン、そして温玉も入っています。

さて、熱々の煮込みが耐熱皿に乗ってやってきました。バゲットが付いてきます。大きな豚バラ軟骨を乗せて、大きな口を開けて。肉はとろけるように柔らかく、軟骨はコリコリ。食感の違いが楽しいですね。

スパイシーでやや辛口。バケットと一緒がちょうどいい感じです。真ん中には半熟卵。黄身を溶かすと、マイルドになりながらコクが増します。

店長によると、上州麦豚のバラ軟骨を数種類のスパイスと新鮮野菜を融合したソースで数時間軟らかく煮込んでから、オーブンで焼き上げるそうです。表面のパン粉に焦げが付き、香ばしさが加わります。前菜にも主菜にもなる一品ですね。

「絶対お薦めです」という店員さんに従い、「特製ロースト肉３種食べ比べ」を頼みました。上州牛、麦豚、国産若鶏の胸肉のローストです。

ビーフはワサビ、ポークは粒マスタードを付けてニンニク醤油で、塩で味付けたチキンはそのまま。個人的には豚さんが一番。とんとんのまちですからね。

新鮮な魚介類を使った料理もあり、週末とあって満員御礼。こんな店があったなんて、うれしい発見でした。