gourmet

食べたい

焼肉 慶安亭
クライマーズハイの原点

2023.12.20

肉と酒と煙モクモク

40年以上前、JR新前橋駅近くに小さなホルモン屋がありました。上毛新聞で記者をしていた当時、仕事帰りや途中(?)に立ち寄り、肉を突きながらビールを浴びるように飲み、同僚とジャーナリズムとは何ぞやみたいな青臭い話をした時代があったな。

店は少し離れた場所に移り、すっかりきれいになりました。肉も上等になったかも。サラダなんか、昔はあったっけ。でも、アレは変わらない。

▲センマイ刺し。タレが甘さ控えめでさっぱり

▲タン塩はこの厚さ。あっぱれ

前置きが長くなりました。さあ、焼きますか。その前に前菜としてモヤシとサラダ、センマイ刺しを楽しみましょう。もちろん、ビールとともに。

まずはタン塩。こんなに大きくて、分厚くていいのでしょか。片面をよく焼き、もう片面をレアで食べるのが我が家の流儀。程よい塩加減。レモンでさっぱり。

▲ロースは絶対にレアで。焼き過ぎはもったいない

▲見事にサシの入ったカルビ。もう最高

続いてはロース。これはレアに限ります。さっと焼いて、さっと食べる。赤身の肉の旨みを堪能します。ビールからホッピーに変えましたよ。

赤身の次は脂身。カルビでしょう。禁断のライスも所望します。カルビには欠かせません。これもやはりレアで。よくタレに絡ませてご飯に巻いて。

名物の豆腐の辛煮は必食で

ついに来ましたよ、アレが。豆腐の辛煮。絹ごし豆腐を辛く煮ただけ。ネギ以外、具は何もないのに、これが驚くほど旨いの何のって。ご飯にも合う。

もちろん、レバも行きますよ。こちらはゴマ油と塩で。血が滴るくらい、見事に真っ赤。生で食べたい衝動を抑え、火を通しましたよ。

▲ユッケジャンとかあるのに、いつもこれ

▲レバーは表面を炙る程度で

限定、早い物勝ちのタンコロ(タンの下の部位)を頼み、最後は昔を懐かしんでホルモンを。変わりませんね。昔の味覚は美化しますから、もっと美味しくなっているのでしょうね。

早いもので3代目が厨房で頑張っていました。天国のおばあちゃんも喜んでいるでしょう。

▲お約束のホルモン。懐かしい味です

店舗情報

焼肉 慶安亭

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027-251-4716
住所 前橋市古市町2-1-3
営業時間 17時30分~23時
定休日 火曜