お肉のマルイチ　
わがまま言えるお肉屋さん

「豚のロース肉、脂身の少ないところをカツにして」「鶏もも肉にナンコツを２割くらい入れてミンチにして」。どんなお願いも聞いてくれるうれしいお肉屋さんです。

お店に入るとまずは揚物コーナー。常務の清水しのぶさんにオススメを聞くと、「女性には鶏のささみのフライが人気です。筋を取って、皮もむいて下ごしらえしたあと、生パン粉でカラリと揚げるんです」とのこと。１パック４本入りを購入。

揚物は40種類ほど揃っているので迷います。200gの厚切りのトンカツとメンチもをお願いしました。

ささみのフライ、身が柔らかいです。お見事な揚げ具合。

トンカツ、こんなに厚いのに均等に熱が入っていて、身はしっとりジューシー。低温でじっくり揚げるそうです。これも美味しいですね。ラードの香ばしさもたまりません。

ショーケースには上州六穀豚や上州和牛、みちのく和牛など銘柄肉が勢ぞろい。豚は枝肉で、牛は塊で仕入れて、切り分けるそうです。だから客のわがままを聞いてもらえるのですね。

しかも上州和牛は、A５ランクのものを扱っているそう。

珍しい部位を見つけました。牛の「カッパ」。牛のおなかの皮と脂身の間にある薄い赤身の肉です。そのままでは硬いけれど、ぐつぐつと煮込むと柔らかくなり、コラーゲンたっぷりなのだとか。即購入です。

お店は来年で15年になるそうです。「こんなお肉がほしいと気軽に相談してくださいね」と清水常務さん。カムジャタン用に、骨付きの豚の背肉を注文しようかな。なかなか手に入らないので。いいお店に出会えました。