希少な焼き鳥と屋台風おでん
旬の味　ニューすみっこ

秋の気配が濃くなってきました。どことなく人恋しい。行きましょう。元気をもらいに呑龍横丁へ。

戦後復興マーケットとして始まり、前橋一の歓楽街となった横丁。４店舗まで減った時期がありましたが、再びにぎわいを取り戻してくれそうです。

おでんが美味しかったニュー純子（すみこ）さんの後を継いだのがこちら。隣接の倉庫を加え、横丁の中では珍しく、テーブル席もあります。

生ビールを頼んだら、メニューを吟味します。おっ、いいもの見っけ。数量限定の焼き鳥です。ちょうちん、白レバー、ひもの３種類。全部もらいましょう。

ちょうちんは卵の形になる前の卵黄の「きんかん」とこれに連なる「ひも」が一緒になった超希少な部位です。旨味が凝縮した卵黄、ホルモンのような食感のひもが甘辛いタレに絡み、もう最高。卵黄は生に近く、TKGにもできそうなくらい。

白レバーは実は脂肪肝。そう、フォアグラと一緒です。わざわざ作るわけではなく、運動不足の鶏なのでしょうか、時々混ざるそうです。赤い通常のより臭みがなく、レバー嫌いもいけそう。

ついでにレバー刺しもいただきました。低温調理しています。ゴマ油と塩、ニンニクに付けて。しっとりとして、これはいいつまみになります。

おでんもいいですね。１個100円。ダイコン、さつま揚げ、チクワ。出汁がよく染みています。

「横丁の雰囲気に合うよう、屋台のおでんをイメージしました」と店主の林秀昭さん。よく分かっています。もっと、飲み食いしたいけど、長居は無用。さあ、２軒目に行きましょう